妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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視床下部・下垂体因子の不妊症

視床下部・下垂体因子による不妊症には、腫瘍や血栓、塞栓などによる視床下部、下垂体の機能障害が排卵障害を起こします。
分娩時の出血が原因でおこる下垂体前葉の急性壊死による下垂体前葉機能低下症、(シーハン症候群)、高プロラクチン血症と低ゴナドトロピン血症、乳汁漏出を伴うArgonz‐del Castillo 症候、産褥後の長期授乳による高プロラクチン血症をおこすChiari‐Frommel症候群、下垂体のプロラクチン産生腫瘍によるFordes‐Albright症候群などがあります。

高プロラクチン血症と不妊症

高プロラクチン血症とは、下垂体前葉からのプロラクチン分泌が過剰になった状態で、下垂体腫瘍や視床下部機能障害、薬剤によるものが多く、20~30代の若い女性に多い疾患です。
プロラクチン(PRL)の過剰により、乳汁漏出や性腺機能低下などの内分泌異常による症状が出現します。
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ストレスと不妊症

不規則な生活やストレス、極端なダイエットなどが原因で排卵障害がおこります。
人はさまざまなストレスを受けると、脳の視床下部からの指令によってストレスに対抗するホルモンが分泌され、体全体に防御反応を起こさせて体勢を整えます。
ストレスによりこの視床下部に異常が起こると命令系統が狂ってしまい、排卵も起こらなくなってしまいます。
また、ストレスにより過食や拒食になり、極端な体重減少や肥満はホルモンバランスに影響します。このことから女性はストレスの影響を受けやすいといえます。
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卵巣機能低下と不妊症

卵巣は、卵子の生成、成熟、排卵をおこなうとともに、エストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンを分泌する器官です。
卵巣は、視床下部→下垂体→卵巣という指令体系で正常に卵巣機能を維持されているのですが、何らかの原因で、この指令系統のいずれが障害されると卵巣機能不全がひきおこされます。このように卵巣の働きが低下し状態を卵巣機能低下、または卵巣機能不全といいます。
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下垂体前葉機能低下症(シーハン症候群)と不妊症

下垂体前葉機能低下症(シーハン症候群)とは、出産、分娩にともなう大量出血によって引き起こされる下垂体機能低下症で、主に下垂体前葉が虚血性壊死を生じることで引き起こされます。症状は、無月経、性器・乳腺の萎縮、筋力低下、乳汁分泌低下、陰毛・腋毛の脱落、脱力感、性欲低下、低血糖症状などがみられます。
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