妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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ストレスと不妊症

ストレスとは、心や身体にかかる外部からの刺激をストレッサーといい、ストレッサーに適応しようとして心や身体に生じたさまざまな反応をストレス反応といいます。
心や身体に影響を及ぼすストレッサーには、環境の温度などの物理的ストレッサー、薬物や公害などの化学的ストレッサー、人間関係などの心理・社会的ストレッサーがありますが、一般的にストレスとは「心理・社会的ストレッサー」のことをいいます。
ストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つにわらわれます。
心理面でのストレス反応には、活気の低下、イライラ、不安、抑うつなどがあります。
身体面でのストレス反応には、頭痛、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠などさまざまな症状があります。
行動面でのストレス反応には、飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故などがあります。

ストレスと女性

人はストレスを受けると、脳の視床下部からの指令によってストレスに対抗するホルモンが分泌され、体全体に防御反応を起こさせて体勢を整えます。
女性の月経周期はも視床下部によってコントロールされています。
視床下部からGnRHというホルモンが分泌され、脳下垂体を刺激します。すると脳下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)の2種類の卵巣刺激ホルモンが分泌されます。これら2種のホルモンの刺激をうけ卵巣から卵が排出されます。
ストレスによりこの視床下部に異常が起こると命令系統が狂ってしまい、排卵も起こらなくなってしまいます。
また、ストレスにより過食や拒食になり、極端な体重減少や肥満はホルモンバランスに影響します。
このことから女性はストレスの影響を受けやすいといえます。

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