妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

卵巣因子の不妊症

卵巣因子による不妊症には、卵巣の先天的な低形成、無形成、発育障害のほか、卵巣腫瘍、卵巣腫瘍術後の機能不全、多嚢胞性卵巣症候群などによる内分泌障害、排卵障害、黄体機能不全、早発性卵巣不全が不妊の原因となります。

多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS)と不妊症

卵巣には多くの卵細胞があり、ほぼ毎月ひとつずつ成熟し排卵します。
多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣に卵胞は多数できてはいるものの排卵できない症状が続く状態いい、不妊症によく見られる病気で、排卵障害の代表的な病気す。
多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣内に卵胞が存在するものの、卵巣皮が硬く、厚くなる白膜肥厚により排卵がしにくくなる状態となります。多嚢胞性卵巣症候群の90~70%に排卵障害がみられ、排卵障害がある人の20~40%が多嚢胞性卵巣症候群であるともいわれています。
…「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と不妊症」の続きを読む。

黄体機能不全と不妊症

黄体機能不全とは黄体の機能が低下し、十分に黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されな、または、子宮内膜が黄体ホルモンに反応しない状態をいい、不妊症の約10%に認められるといわれています。
黄体機能不全の原因の詳細は不明であるが、視床下部ー脳下垂体-卵巣系の内分泌異常に加え、子宮内膜の発育異常などの因子が絡みあって発生すると考えれています。
黄体機能不全の診断は基礎体温、ホルモン測定、超音波検査で行われ、黄体機能不全の場合は排卵誘発法、黄体補充法、ドパミン作動薬療法、原因疾患治療が行われる。
…「黄体機能不全と不妊症」の続きを読む。

早発性卵巣不全と不妊症

早発卵巣不全(POI)とは、40歳未満の早い時期に月経が来なくなることをいい、早発閉経ともいう。
早発閉経の原因として明らかなものは1~2割程度です。当院の統計では、自然発症POFのうち、自己抗体を保有している人が50%、自己免疫の人が 20%、染色体異常の人が15%、遺伝子異常の人が3%で、医原性(卵巣の手術や化学療法・放射線治療を受けたことによる発症)を原因とする人がほぼ同数います。また、甲状腺や副腎の病気がある方に多い傾向を示しています。
…「早発性卵巣不全と不妊症」の続きを読む。

卵巣腫瘍と不妊症

卵巣腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍、それに良性と悪性の中間的な性格をもつ境界悪性腫瘍があります。
さらに卵巣腫瘍は原発性卵巣腫瘍と転移性卵巣腫瘍があります。
卵巣を原発とする腫瘍には、表層上皮性・間質性腫瘍、性索間質性腫瘍、胚細胞腫瘍にわけることができ、一般的に卵巣がんとは表層上皮性・間質性腫瘍の悪性腫瘍のことをいい全体の60~70%を占めます。
卵巣には多種類の腫瘍が発生し、早期発見が難しいこともあって、死亡者数は子宮頸がんよりも多いといわれています。
…「卵巣腫瘍と不妊症」の続きを読む。

スポンサーリンク