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助産師からママと赤ちゃんへ産後の乳汁の変化 | 産後のからだと心の変化

産後・産褥の基礎知識のメニュー

産後の回復の経過を理解するための基礎知識として産後の乳汁の変化について。
産後・産褥期にみられる産後の乳汁の変化、初乳、移行乳、成乳の乳汁の変化、母乳栄養の利点などについて。

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産後の乳汁の変化

乳汁の性状ならびに分泌量は泌乳期によって変化します。

初乳

産褥2~3日の間における黄色あるいは半透明の乳汁を初乳といいます。
初乳はそれ以降の乳汁に比べて、たんぱく質を多く含んでおり、とくにラクトアルブミン、ラクトグロブリンが多く含んでいます。
また、電解質ではナトリウム、カリウムが多く、カルシウムがやや少ない。
その他、初乳中には免疫グロブリンが多く含まれ、なかでもIgAが80%をしめており、IgM、IgGも少量含んでいます。
初乳の1日の分泌量は20~50ml程度です。

移行乳

産褥3~4日ころ、初乳と移行乳の間の乳汁と移行乳といい、このころ乳房の緊満がおこり始めます。1日の分泌量は、200~500ml程度です。

成乳

産後7~10日を過ぎたくらいから、白色の不透明な乳汁が分泌され、これを成乳といいます。成乳は、脂肪が多く含まれており、このほとんどはトリグリセライドです。
また、たんぱく質の大部分がカゼインが占めています。カルシウム、ナトリウム、リン、カリウムなどの無機質は、母親の摂取した食べ物によりますが、人工乳に比べると比較的少ない。
乳房の緊満はみられ、1日の分泌量は400~500ml程度です。

母乳栄養の利点

母乳栄養の利点としては以下のようなものがあります。

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