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助産師からママと赤ちゃんへ産後の性器の回復 | 産後のからだと心の変化

産後・産褥の基礎知識のメニュー

産後の回復の経過を理解するための基礎知識として産後の性器の回復について。
産後・産褥期にみられる膣と外陰などの回復と変化、会陰裂傷や会陰切開の治癒について。

産後の性器の回復

産後、膣や外陰などは以下のように回復していきます。

膣の回復

分娩直後の膣壁は青紫色を呈していて、腫れぼったく、しわのない状態になっています。
膣も分娩後から回復をはじめ、腫れはひき、膣壁の緊張は回復します。
産褥1週目頃には膣腔は分娩前の広さに戻り、産褥4週目頃には再びしわができ、もとの状態に近くなります。しかし、いったん分娩を経験すると膣腔は完全に分娩前の状態に回復するとことはできず、分娩前よりいくぶん広くなっています。

外陰部の回復

外陰部も分娩直後から回復がはじまります。
外陰部の腫れも分娩直後からひきはじめ、緊張を取り戻します。
色素沈着は産褥6~8週間までに徐々に消退していきますが、その後も軽度残ることとなります。
陰裂は分娩直後には開口しているのですが翌日には閉鎖します。
骨盤底筋郡の回復はやや時間がかかり、非妊時の状態に戻るまでには4~6週間かかります。
小裂傷は産褥1週間程度で回復しますが深い会陰裂傷や大きな裂傷の治癒には時間がかかることもあります。