妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠・出産・新生児用語・『く』

『く』で始まる妊娠・出産・新生児に関する医学用語、専門用語、略語を解説。

首のすわり

赤ちゃんの運動機能は頭に近いところから始まり、首、腕、腰とだんだんに下がっていきます。また、体の中心から末端のほうに向かって進んでいきます。
生まれた頃は、グラグラしていた赤ちゃんの首も少しずつしっかりして行って、多少の個人差はありますが2か月に入るとしばらくの間なら縦に抱いたままで姿勢を保てるようになる赤ちゃんも多くなってきます。
立て抱きにしても首がグラグラすることなく、しっかりと安定している。あおむけに寝かせて手を持って引き起こしても頭はちゃんとついて上がってきます。うつぶせにすれば両手で肩を支えて、しっかりと頭を上げることもできます。こうなったら首すわりが完成したと言えます。
首の座りは、赤ちゃんが育ってゆく中で自然と出来るようになります。首がすわる時期には、個人差がありますが、4ヶ月の終わり頃までが目安になります。

クームス試験

自己免疫性溶血性貧血やRh式血液不適合妊娠による新生児溶血性疾患などでは赤血球に対する自己抗体がその原因と考えられます。
この自己抗体(免疫グロブリン)を検出するため抗グロブリン血清を用いる方法を抗グロブリン試験またはクームス試験といいます。
クームス試験には、直接クームス試験と間接クームス試験の2つがあります。
直接クームス試験とは、患者の血液に抗ヒト免疫グロブリン抗体を加え赤血球凝集反応が起きるか否かを検査します。
間接クームス試験とは、患者の血清と健常者の血液を混合したものに抗ヒト免疫グロブリン抗体を加え赤血球凝集反応が起きるか否かを検査します。

クラミジア感染症

クラミジアは細菌とウイルスの中間に分類されているクラミジア・トラコマチスという微生物です。
クラミジアは主に泌尿器・生殖器に感染し、その感染数はすべてのSTD(性感染症)のうちで最も多いと言われています。
男女共にクラミジアに感染しても無症状の場合が多く、無症候感染者を発見することがクラミジアの蔓延をくい止める最善の方法です。
クラミジアは感染経路も限られていますから感染を予防することはできます。主として血液・精液・膣分泌液によって感染するのでコンドームの正しい使用は性病予防にとって有効な手段です。
子宮頸管にクラミジアが感染していると分娩時に赤ちゃんもクラミジアが感染し、出生後に結膜炎や肺炎を起こします。妊娠中にクラミジア感染がわかった場合には、適切な薬剤にて治療を行います。
感染しているとわかった場合、抗生剤で治療をします。
自覚症状がない上に、再発しやすいので、自己判断で薬の服用を中断せず、処方された分をきちんと服用しましょう。
また、パートナーも治療を受けないと、ママが再感染する可能性もありますから出産までに必ずパートナーともども完治させる必要があります。

クリステレル児頭圧出法

胎児の体位が頭位であって、分娩が進行し胎児の頭が見えかくれする段階まで来ているのに分娩がなかなか進まない場合、医師や助産師さんが、産婦さんの上にまたがっておなかを手で押し、胎児の娩出の手助けする方法をいいます。

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