妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠・出産・新生児用語・『お』

『お』で始まる妊娠・出産・新生児に関する医学用語、専門用語、略語を解説。

横位

子宮内での胎児と子宮の縦の関係を『胎位』といい、胎児が子宮内で横向きになっている状態を横位といいます。
分娩は帝王切開が選択されることがほとんどです。

黄体ホルモン

黄体ホルモン(プロゲステロン)は、排卵後、卵胞から変化した黄体から分泌され、子宮内膜を充実させ、受精卵が着床しやすい状態にします。この期間は体温が上昇する高温期(黄体期)です。さらに、着床後も分泌が続き、妊娠を維持する働きをします。
妊娠時には胎盤から分泌され、妊娠中の排卵の抑制、乳腺を肥大させ乳汁分泌の準備などの働きがあります。

黄体期

月経の周期は、卵胞期、排卵期、黄体期、月経期の4つに分けることができ、黄体期とは排卵後生理が始まるまでの期間をいい分泌期ともよばれます。
排卵後の卵胞は黄体となり、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。この黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによって子宮内膜はやわらかくなり、受精卵が着床しやすいように準備をします。このときの基礎体温は高温期になります。

黄疸

ビリルビンによる皮膚の黄染をいいます。

オキシトシン

オキシトシンは脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで分娩時の子宮収縮や乳汁分泌のための女性ホルモンです。
また、乳頭が刺激されることにより高まります。

お食い初め

「箸ぞろえ」「箸祝い」」「歯固め」ともいい、生後100日目か120日目に赤ちゃんが初めて食べ物を与える儀式のことです。
子どもの成長を祝うとともに、子どもが一生食べ物に困らないよう願う儀式でもあります。
赤ちゃんのために祝い膳を用意して、食べるまねをさせます。また、歯固めの石を用意することなどから歯が丈夫になるようにということも大きな意味としてあるようです
。 最近は、「一生食べるのに困らない」と言い伝えの残る、銀のスプーンをプレゼントすることもあります。

お七夜

赤ちゃんが生まれた日から数えて七日目がお七夜です。昔は生まれてすぐに亡くなる赤ちゃんが多かったため成長の見通しが立った7日目に親戚や知人などを招いて、赤ちゃんの名前を披露していた事が由来となっています。お七夜には「命名の儀(命名式)」をします。
名前が決まったら半紙の中央に赤ちゃんの名前、左に生年月日を書いて鴨居や壁などに飾ります。
お祝いの膳として一般的なのは赤飯や尾頭付きの魚などです。また、招待する人は昔は、親戚や仲人、名づけ親など大勢でお祝いしていましたが、現在では両家の祖父母などごく内輪で行うのが一般的です。

おしりふき

赤ちゃんは大人と比べて肌が弱い赤ちゃんは、ティッシュペーパーやトイレットペーパーで拭くと肌を傷つけることがあります。
また、赤ちゃんの便は柔らかいため拭き取るだけではきれいにならないこともあります。
そのため、赤ちゃんのおしっこやうんちの後は、洗い流すか、拭き取ってきれいにします。
おしりを拭くために、タオルや綿花を準備してもいいのですが、拭き取るための便利グッズとして赤ちゃんのおしり専用「おしりふき」があります。
だだし、メーカーによっては赤ちゃんの肌にあわないこともあります。

おしるし(産徴)

分娩開始ころにみられる血性の粘液性帯下の排出をいいます。
おしるしは、子宮下部の開大により粘膜の下端部が子宮壁から剥離し、出血が起こり、頸管粘液とともに血液が排出されるものをいいます。
おしるしがみられる時期には個人差があり、おしるしから陣痛開始まで数日を経過したり、おしるしをみないまま分娩が開始したりするため、おしるしがみられたからといって分娩が開始したとはいえません。ただし、分娩が近づいていますから心の準備をする必要があります。

お座り

赤ちゃんの運動機能の発達の順序は、脳に近い部分から足へと中央から末梢に向かって発達していくのが基本で、おすわりは首すわりに次いでみられます。
赤ちゃんの運動機能の発達を知る大きな目安のひとつで、赤ちゃんの筋肉や神経の発達が、背骨の末端まで届いて、骨盤を支えて体のバランスをとることができるようになったことを意味します。
運動発達には個人差が大きいのですが、おおくの赤ちゃんは生後4~5か月ごろになると不安定ながら両手を前についてなんとかおすわりの姿勢がとれるようになり、6か月ごろには、少しの間ならひとりですわっていられる赤ちゃんも増えてきます。
ただし、運動発達には個人差が大きく、できるようになる時期が早かったり、遅かったりするうえ、順序が変わることもよくあります。その子なりのペースで発育していれば心配ありません。

悪阻

悪阻(おそ)は妊娠悪阻ともいい、全妊娠の1~2%に発生するといわれています。
つわり症状が悪化し、食物の摂取が損なわれることによる栄養障害、体重減少などさまざまな症状を呈し、治療を必要とする状態をいいます。初産婦に多いのですが、重症化するものは経産婦に多いとされていいます。
心理的ストレスや社会的ストレスを受けている妊婦や、夫婦関係が良好でない妊婦に多く発生するといわれています。

帯祝い

妊娠5か月目の戌の日に胎児の健やかな成長と安産を祈る儀式として腹帯を巻きます。
昔、帯として用いられた「岩田帯」は丈夫であったことから丈夫な赤ちゃんが生まれるよう、また犬は分娩が軽いためそれにあやかってのことです。
古いしきたりでは、紅白の絹地二筋〈儀式用〉と晒し木綿一筋〈普段用〉の合わせて三筋を重ねて水引きをかけたものに、所によって清酒や鰹節などを添えて里方から贈り、帯親〈子宝に恵まれた年長の女性〉の手で着帯式を行い、その日は仲人や助産婦も招いて赤飯で祝ったりしたようです。
最近では絹地はほとんど使われなくなり、市販の岩田帯は大方が木綿で表に朱で「寿」と書いかものが一般的です。
腹帯の巻き方はかかりつけの産婦人科で指導を受けますが、帯をつけるのは着帯式のときだけで、あとは伸縮性のあるガードル式のものなどが使われるケースが増えています。
最近は、家族の都合に合わせ、戌の日に限らず神社に詣でる方も多いようです。
安産祈願の神社やお寺では、毎日ご祈祷を受け付けているところも多く見られます。

お宮参り(おみやまいり)

お宮参りとは、こどもが生まれて初めて産土神(うぶすながみ)に参詣し、その土地の一員になったことを認めてもらい、こどもの健康と長寿を祈る行事で初宮参りとも呼ばれています。地方によってかなり違いますが一般的には、男子は31日目、女子は33日目に参ることが多いですが、モモカマイリといって100日目に参る地域もあります。
お宮参りでは、父方の祖母が華やかな祝い着を掛けた赤ちゃんを抱き、両親はその後ろで参拝します。これは昔の名残で分娩がけがれたものと考えられていたからです。地域によっては、母親が産後に無理をしてはいけないと、母親がお宮参りに参加しないところもあるようです。家族の都合によっては、母方の祖母や父親が赤ちゃんを抱いてもかまいません。

おむつ

おしめともよばれます。素材によって布おむつと紙おむつがあります。
一般的な布おむつには、輪形おむつと成形おむつがあります。輪形おむつは昔ながらの布おむつで、赤ちゃんの成長に合わせてたたみ方を工夫できます。成形おむつはおむつカバーに収まるように立体的に作られた布おむつです。厚みがあって乾きにくいという点があります。紙おむつは、不職布やパルプ、ポリエチレンフィルムなどの素材からできています。

おむつかぶれ

医学的には「おむつ皮膚炎」といい、肌トラブルのひとつです。
赤ちゃんの肌は薄くデリケートで傷つきやすいうえ、免疫能力も十分ではなく、汚れたおむつを長時間つけたままにしていると、赤ちゃんの皮膚が炎症をおこしてしまいます。
おむつかぶれは、新生児である生後1ヶ月頃から生後4ヶ月頃に多い症状で、おむつかぶれはおむつが触れている部分だけにおこります。
基本的には、清潔にして、おむつををこまめに取り替えて、いつも皮膚が乾いた状態にしてあげることです。

おんぶ

赤ちゃんの首がすわるとおんぶ紐や抱っこホルダーを使っておんぶもできるようになります。おんぶはママやパパの背中に密着し、優しい声を聞きながら体温やにおいを感じられるため赤ちゃんにとってとても安心感があります。
また、おんぶすると赤ちゃんの視界はまったくことなり世界がひろがり楽しさをかんじることができます。
外出時に便利なだっこ、家事のときに赤ちゃんがぐずるときなどは、おんぶひもや抱っこホルダーを使うと便利です。ただし、長い時間の使用は赤ちゃんの負担になりますのでそれぞれの商品の説明書をよく読み指示に従ってください。
また、背中に赤ちゃんがいることを忘れずに、振り返り際に赤ちゃんを壁や柱などにぶつけないように気をつけましょう。

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