妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠・出産・新生児用語・『あ』

『あ』で始まる妊娠・出産・新生児に関する医学用語、専門用語、略語を解説。

赤ちゃん体操

赤ちゃんの運動機能、神経学的な発達段階に応じて適切な刺激を与えることで赤ちゃんが生まれながらにもっている運動機能を順調に促進する目的で開発された体操のこと。
さらに、赤ちゃんとのスキンシップや語りかけなどのコミュニケーション手段を用いることで赤ちゃんとの関係を深めることが期待できます。

アクティブバース

アクティブバースとは、イギリスのバースエデュケーター、ジャネット・バラスカスが提言。出産を本能的にとらえ、これまで医療に管理されていた出産を産む側の女性と生まれて来る赤ちゃんの主体性を尊重するという考えに基づいたもの。
アクティブバースでは、出産の主役は母と子であり、出産する場所や出産方法など自分たちで選択し、産む女性が分娩を「自分の分娩」として積極的に捉え、「産ませてもらう」のではなく、「自分が産む」という意識をもつアクティブな出産のことをいいます。

アゴニスト(GnRHアゴニスト)

下垂体から分泌されるゴナドトロピンを抑制するための治療薬。

アンタゴニスト(GnRHアンダゴに二スト)

下垂体から分泌されるゴナドトロピンを抑制するための治療薬。LHサージを抑えることで排卵を抑制します。

アンタゴ二スト法

卵子を採取する採卵方法。卵胞をhMG/FSHを投与して育てた後にGnRHアンタゴ二スト薬を投与し排卵を抑制してから採卵をします。

足のつり(こむらがえり)

足のつり(こむらがえり)とは、ふくらはぎ(腓腹筋)によく生じ、こむら(腓)の名称が使用されています。通常は強い痛みをともない、筋肉は硬く持続的に収縮し、触ってみると硬く触れます。多くの方が激しい運動した際や水泳中、睡眠中などに経験したことがあると思います。
また、妊婦の3人に1人が経験するといわれています。
原因は明らかではなく、予防としては、ストレッチ、筋肉のマッサージ、マグネシウムやビタミンB群のを含む食品の摂取が良いとされています。
対処法としては、「ゆっくり」「強く」「伸展させる」が原則です。

アタッチメント

イギリスの精神分析医のジョン・ボウルビィによって提唱された「母親(特定の人間)と乳児のあいだの信頼関係や安心感をもとにした情愛的な結びつき」のことをいいます。
アタッチメントの形成は、乳児の情緒的な安定の基盤となり、将来の子どもの情緒面、社会的発達に重大な影響を与えます。

圧迫法

産婦の呼吸に合わせて産痛部位を圧迫する方法。
産婦自身が行うときには、ゴルフボールやつぼ押しグッズなどが便利です。夫や家族が行うとともに分娩をの乗り越えよう一体感も生まれます。
努責感出現時には、呼吸に合わせてゆっくりと肛門を押し上げように圧迫すると、楽になる。また、東洋医学では、ツボというわれる点があり、訓練を加えることでさまざまな効果があることが知られています。

アプガールスコア(AP)

アプガースコアとは1953年にヴァージニア・アプガーが考案したもので、子宮外生活への適応を心拍数、呼吸、筋緊張、皮膚の色調、刺激に対する反射反応の5つの要素をそれぞれ0点、1点、2点で採点するものです。
採点法は、出生後1分、5分の時点で正確に観察、採点。1分時のアプガースコアは児に出生時の状態を反映し、5分時のアプガースコアは児の神経学的予後と強く相関します。
出生後1分の時点で採点し、6~4点は軽症(軽度仮死にほぼ相当)、3点以下は重症(高度仮死にほぼ相当)とする。
なお、7点以下の場合は、出生後5分で再採点されます。また、8点以上になった時間も重要で8点以上になるまでの時間が短いほど適応が良好といえます。

アランチウス管

静脈管のこと。胎盤で母体血行から酸素や栄養をもらった動脈血は1本の臍静脈を通って、胎児体内に入り一部の血液は肝臓を通って下大静脈に入るが、大部分の血液はアランチウス管を経て下大静脈に入り右心房に達します。

アールフェルド徴候

胎盤の剥離徴候のひとつで、児娩出後臍帯が牽引しなくても10~15㎝下降します。

アロマセラピー

ヨーロッパ発祥の自然療法で、精油の芳香成分がもつ薬理作用を利用してさまざまな症状を緩和しようとするもので、産痛緩和のための方法として用いています。出産の際には、リラックス効果が高いとされているラベンダー、イランイランや、子宮収縮を強めたり分娩促進効果があるとされるクローブ、クラリセージ、ジャスミンなどが使われています。

安定期

安定期という定義はありません。
一般的には、胎盤が完成し流産の発生率が少なくなる妊娠5か月から7か月の妊娠中期を「安定期」と呼ぶことがあります。
この時期は、妊娠期間の中では比較的落ち着いていますから、マタニティスポーツなどもこのころからできるようになります。
ただし、自覚症状がないまま子宮頸管が開いてしまう「子宮頸管無力症」などの病気が発症するのもこの時期ですから、無理や無茶をせずに、体に負担をかけないよう気をつけて過ごす必要があります。

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