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予防接種の予診

予防接種も一般的な診療で行われる問診と同様に、予防接種を受けるお子さんの状態を把握するために保護者の方対しておこなう予診が大切です。
予防接種には、予診票というものがあり、事前に保護者が記入し、持参する必要があります。
受診時、予診票を提出し、体温を測り、その予診票を医師が読み、さらに医師の問診と診察が行われ、予防接種を受けることができるか判断し、接種がおこなわれます。
小さな子どもの場合、大人以上に安全で安心な予防接種となるよう、日ごろからお子さんの様子を観察し、予診票の記入は正しく、正直に記入する必要があります。

予防接種の予診について

予防接種の予診について厚生労働省は以下のように説明しています。
予防接種について、
予防接種を希望する者がその効果及び副反応並びに必要性を理解しているか、予防接種不適当者又は予防接種要注意者に該当しないか、当日の体調がよいか等判断するためには予診票の活用が不可欠である。
予診の際には、保護者又は本人が、あらかじめ配布した「予防接種と子どもの健康」や市町村が配布した予防接種の説明書を読んだか否か確認するとともに、予防接種後の通常起こり得る反応及びまれに生じる重い副反応並びに予防接種健康被害救済制度について十分に説明し、保護者又は本人が予防接種の効果及び副反応並びに必要性を理解し明示の同意があるかどうかを確認する必要ががります。
理解できていない場合には、あらかじめ説明書を用意しておき接種施設で読んでもらい、又は医師が再度説明を行うなどし、予防接種について、保護者又は本人が理解したことを必ず確認する必要があります。
問診事項は安全に当該予防接種が接種可能であるかを判定する重要な資料である。保護者の協力を得て十分に把握する。右側の医師記入欄には追加問診によって知り得た必要事項を記載する必要があります。
対象者の接種前診察(視診及び聴診)は全員に実施する。健康被害は大部分は不可避的に生ずるものであるため、これによってすべての健康被害の発生を予見できるものではないが、医師としては、予診を尽くし、最大限の努力をして、接種を受ける者の体調を確認することが求められます。
保護者の理解、問診及び診察において、問題点があれば、安全のためその日は接種を中止し、最良と思われるタイミングを発見するよう、保護者と医師で話し合い、接種機会の確保が図られるよう努力することが必要である。保護者又は本人の予防接種実施に関する明示の同意が無ければ、接種を行うことはできないので注意する必要があります。
と説明しています。

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