妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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赤ちゃんの発達の評価法

一般的に、「成長」は、身長や体重の増加のような身体的な発育をいい、「発達」は精神的、社会的、あるいは機能、生理などの面について成熟へ向かっての変化に用いられています。しかし、「成長」と「発達」を厳密に分けて使用することは難しく、「発育」という言葉が「成長」と「発達」を含めた概念で用いられます。
子どもの発育には個人差があり、特に乳幼児期の発育は、出生時体重や栄養法、児の状態によって変わってきます。
乳幼児健診などで「発育」の評価の参考とされるものとして母子健康手帳にも記載されている「乳児身体発育曲線」があります。

赤ちゃんの発育の評価

発育評価の客観的方法のひとつに、身体測定があります。この計測値は、発育の経過をみることが大切であるので誰が測定してもほぼ同じ結果が得られる方法です。
一般的に、体重、身長、頭囲、胸囲、座高を計測することが多く、体重や身長は身体の大きさを、頭囲は中枢神経系の発育を、胸囲や座高は臓器など体幹部の発育を評価する参考となります。

赤ちゃんの体格・体系の評価

小児期においてさまざまな指数を算出し、身長と体重のバランスが年齢相応かどうかを判断する参考にしています。

カウプ指数

乳幼児の発育状態の評価に用いられるものとしてカウプ指数がありますが、カウプ指数は年齢や身長の値により変動してしまうため統一した見解が得られていません。
カウプ指数:[体重(g)÷身長(㎝)2]×10

ローレル指数

学童、思春期の発育状態の評価をおこなう指数です。ローレル指数も小児の成長によって変動がみられます。
ローレル指数:[体重(g)÷身長(㎝)3]×104

肥満度

肥満度は幅広い年齢に用いられています。厚生労働省は幼児の健康診査などで使用する身体発育の評価に、肥満度を評価基準として採用されています。
肥満度(%):[(実測体重㎏-標準体重㎏)÷標準体重㎏]×100

大まかな評価基準

  • +30%以上:太りすぎ
  • +20%以上+30%未満:やや太りすぎ
  • +15%以上+20%未満:太り気味
  • +15%未満-15未満:普通
  • -15%以上-20%未満:やせ
  • -20%以下:やせすぎ
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