成長と発達と発育
赤ちゃんや子どもの最大の特徴は成長・発達することです。
このように子どもの身体的変化や心の変化を表す言葉には、「成長」「発達」「発育」があります、赤ちゃんや乳児健診でよく使われています。
しかし、「成長」「発達」「発育」の違いがはっきりせず、曖昧なまま使用されています。
成長とは
成長-growthとは、「量的にmassとして測定できるものが加齢とともに一定の規則に従って増加する過程」と定義され、身長や体重などがこれに該当します。
発達とは
発達-developmentとは「発育とともに学習により一定の規則に従って機能を獲得する過程」と定義され、精神発達、運動発達などがこれに該当します。
発育とは
発育とは成長、発達の相互的な用語として、あるいは両者を包括した概念として使用されます。
成長と発達の進み方
乳幼児の発達過程には、頭部から下部の方向または、身体の中心から抹消方向へ発達が進む一定の順序があります。
粗大運動の発達では、まずは首がすわり、その後、お座りができるようになり、やがてつかまりたちができ、自立歩行へと進みます。また、上肢の運動は肩や肘の運動から始まり、手首、手掌、さらには手の指先の運動へと発達します。
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