妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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赤ちゃんのスキンケア

新生児は機能的に未熟な状態で生まれくるだけでなく、新生児の特徴的な身体をしています。新生児の身体的特徴を理解することは子育てに役立ちます。

新生児の皮膚の特徴

子宮の中にいる間は羊水に守られていた赤ちゃんの皮膚は、出生と同時に外界のさまざまな刺激を受けます。しかし、赤ちゃんの肌は大人とは異なり、以下のような特徴があります。

  1. 新生児の皮膚は角質層の厚さが大人の約半分
  2. 新生児の皮膚の機能が未熟
  3. 新生児期は母親のホルモンの影響で皮脂の分泌が活発
  4. リ新生児の汗腺の数は大人と同じ
  5. 新生児は新陳代謝が活発
  6. 赤ちゃんは体重に対して皮膚の表面積が大人の約5倍

赤ちゃんのスキンケアの基本

あかちゃんのスキンケアの基本は清潔と保湿です。

清潔のポイント

赤ちゃんの皮膚は角質層の厚さが大人の約半分ととても薄く、生後4か月ころまではママのホルモンの影響で皮脂量は多く、4か月以降は減少し、ママの1/3程度となり、皮膚のバリア機能が十分に働かず、外からの刺激などを受けやすい状態になってしまいます。
また、赤ちゃんの皮膚の表面のpHは中性に近く、細菌が増えやすくトラブルを起こしやすい状態にあります。
さらに、赤ちゃんの汗腺の数は大人と同じですからとっても汗っかきですから、あせもや、皮膚トラブルを起こしやすいといえます。
このように赤ちゃんの皮膚はデリケートなうえ代謝も活発ですから毎日の沐浴やお風呂では、十分い泡立てた石鹸でやさしく洗い、石鹸分が残らないよう十分い洗い流してあげましょう。また、汗をかいたらきれいに拭きとってあげ、こまめに着替えをしてあげましょう。

保湿のポイント

沐浴やお風呂からあがったらすぐに保湿してあげる必要があります。
保湿用品にはいろいろなタイプがあります。それぞれ特徴がありますので、赤ちゃんの肌の状態や季節に合わせて選んであげましょう。

【ローションタイプ】
さらっとした使い心地でさっぱり。梅雨~夏の汗をかきやすい季節にお勧め。
【乳液タイプ】
一般にローションタイプのものより保湿力は高く、しっとりした使い心地です。
【クリームタイプ】
しっかりした使い心地です。ローションに比べると油分が多いので、保護・保湿力が高いものが多いです。冬場など、空気の乾燥する季節には、クリーム基材のものでしっかり保湿してあげましょう。
【軟膏タイプ】
薬などによく使われている基材で、こってりした使い心地です。ベトつく場合もありますが、保護効果は一番高く、外気からカバーしてあげるには適しています。

赤ちゃんの日焼け対策

紫外線の影響は、日焼けやシミにとどまらず、紫外線が細胞の遺伝子を傷付けてしまい皮膚がんを起こすことがわかっています。また、紫外線を多量に浴びすぎると免疫力が低下し、風邪に罹りやすかったり、感染症に罹りやすかったりするといわれています。
上記の赤ちゃんに皮膚の特徴にくわえて、紫外線から皮膚を守ってくれるメラノサイトは未発達で産生能力が低くいこと、赤ちゃんのときに浴びた紫外線のダメージは蓄積されるため、大人以上に紫外線対策は大切だといえます。
赤ちゃんの紫外線対策はママやパパの大切な役目だといえます。

  1. 外出の時には長袖、長ズボン、帽子を着用しましょう。
  2. 赤ちゃん用の日焼け止めを使いましょう。
  3. 紫外線の多い時間帯の外出は避けましょう。
  4. 車やベビーカー用の日よけやカバーを使いましょう。
  5. 日陰や木陰を通りましょう。
  6. 窓際は避けましょう。
  7. 1年中の紫外線対策が必要です。
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