扁平母斑・脂腺母斑
扁平母斑や脂腺母斑は新生児によくみられる皮膚症状です。
扁平母斑とは
扁平母斑とは、褐色で隆起のない、一様な色調の色素斑で自然に消失することはありません。単発のものは正常新生児の10~20%にみられますが、褐色の色素斑(カフェオレ斑)が全身で6個以上ある場合は、レックリングハウゼン病(神経線維腫症)の可能性があります。
脂腺母斑とは
頭部、顔面にみられる境界鮮明な、黄色調でわずかに隆起しています。頭部では毛髪を欠くことが特徴です。自然に治ることはなく、思春期以降に基底細胞上皮腫などの上皮系腫瘍に変化するため、小児期に切除する必要があります。
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