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包茎

亀頭に包皮がかぶさったままで亀頭が外に 出てない状態を「包茎」といい、男の赤ちゃんは包茎の状態が正常です。

包茎の割合

新生児ではほぼ100%、1歳までの乳児では約80%、1歳から5歳の幼児では約60%、小学生では約30%でみられ、思春期以降ではさらに少なくなります。

包茎の種類

包茎は大きく仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の3つの種類があります。

仮性包茎

日本人に一番多いタイプがこの仮性包茎です。通常は包皮が亀頭を覆っていますが、手でむけば簡単に露出させることができます。
亀頭が皮に覆われていると大変不潔になりやすく、様々な病原菌を繁殖させる原因となります。

真性包茎

亀頭が包皮に常に覆われていて、全く皮をむく事ができない状態のことをいいます。皮の中に隠れている亀頭を見ることができません。
包皮口が異常に狭いか亀頭と包皮がくっついてしまっている状態なので亀頭の成長を妨げがちです。
療法は手術しかないので早期の治療が必要といわれています。

カントン包茎

無理をすれば皮をむくことができますが、包皮口が狭く、亀頭の下を締めつけてしまう状態をいいます。そのままにしておくと皮が戻らなくなり、水ぶくれのように腫れてしまうケースもあります。勃起時に露出しようとすると、痛みを伴ったり、亀頭が締め付けられるような違和感を感じたりします。

包茎の経過

包茎は、亀頭と包皮の間に細菌の増殖に適している環境だあるため、感染を起こす可能性があります。また、普通の皮膚より弱い皮膚なので、小さい傷もできやすく、細菌による感染症も引き起こしやすくなります。菌が繁殖すると分泌物が分解されてニオイを発したり刺激性の物質に変わるために痒くなったり、皮膚が荒れて赤くなったりします。性病に限らず、病気は予防がなによりも大切です。

包茎のケアと治療

赤ちゃんは成長とともに仮性包茎の割合が増えること、それから正常の性器となりますから無理しないことと、幼少時は尿道孔が出てることを確認できれば経過をみてあげてよいでしう。
心配な場合は、乳幼児健診や受診の時に相談しましょう。
亀頭と包皮は無理ない程度に洗う、無理に皮を急にめくるようには洗わないうよう心がけてください。お父さんにお願いしてもよいでしょう。
しかし数は少ないですが、真性包茎は、亀頭が全く出せない状態のほか、おしっこをするときに、尿が包皮の先端にたまり、風船のようにふくらんでから排出される、おしっこの出が悪くなったり、おしっこがまっすぐ飛ばなかったり、痛みを訴えるこなどの症状があれば小児科や泌尿器科で相談しましょう。

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