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助産師からママと赤ちゃんへ新生児の外陰と臀部の特徴 | 新生児の身体的特徴

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新生児を理解するするための新生児の身体的特徴の基礎知識として、新生児の外陰と臀部の特徴について。
新生児女児の性器の特徴、女児の処女膜ポリープや新生児月経の解説、男児の性器の特徴、男児の陰嚢水腫と停留睾丸、新生児の臀部の特徴と蒙古斑など新生児の外陰と臀部について。

新生児の外陰と臀部の特徴

新生児は機能的に未熟な状態で生まれくるだけでなく、新生児の特徴的な身体をしています。新生児の身体的特徴を理解することは子育てに役立ちます。新生児の外陰と臀部の特徴としては以下のようなものがあげられます

女児の性器

新生児女性器の外性器は赤く腫れ、浮腫があります。とくに骨盤位で生まれた女児の場合は顕著にみられます。この浮腫は生後2~3日で消失します。

女児の処女膜ポリープ

外陰からポリープのようなものが突出している新生児がいます。これは母体のホルモンが影響し、処女膜や膣の一部が出てきたもので生後2~3週間で自然に消失します。

女児の新生児月経

生後3~4日ころ白色の帯下様のものや月経様の少量の出血が見らることがあります。これは新生児月経とよばれるもので母体から移行したホルモンの消退出血で問題はありません。

男児の性器

新生児男児のペニスの先端は包皮で覆われおり、包茎を心配するママも多いのですがほとんどが正常範囲で手術が必要なことは少ないといえます。
陰嚢は腫れており、正常な場合は生後2~3日で消失します。

男児の陰嚢水腫

陰嚢の腫れの中で、ペンライトで照らして透けていれば陰嚢水腫の可能性があります。正常な男児にでもよく見られるもので、そのほとんどが1年以内に自然になおります。

男児の停留睾丸

鼠経部からい陰嚢にかけて触ると、左右に精巣を触れます。触れない場合は停留睾丸の可能性があり、正期産の男児の約3%にみられます。未熟な児の場合には精巣が下降してないことが多く、5才くらいまでに下降して来ない場合は受診しましょう。

新生児の臀部

新生児の臀部は、仙骨部より肛門部にかけて滑らかで腹臥位にすると臀部の高さや形は左右対称です。
骨盤位の場合、臀部に腫脹や出血斑をみることがありますが自然に消失します。

蒙古斑

出生時から生後1か月ころに出現する、お尻にみられる青いあざで日本人ではほぼ100%にみられ、ほとんどが5~6歳までに自然に消失します。蒙古斑はメラニン色素をつくる細胞が真皮層に残っているために起こるもので白人では1~20%、黒人では80~90%にみられます。
上下肢、背中などに見られる青色の色素斑は、異所性蒙古斑といい、消失しないものもあります。