妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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新生児の頭部の特徴

新生児の頭囲は約33.5㎝で胸囲よりも大きく、長径は全身長の1/4に当たります。
脳の重量は、330~360gで頭が大きく重心が上にあり、首がすわっていないため不安定です。
新生児の頭部には以下のような特徴がみられます。

泉門と縫合

新生児の6つの頭蓋骨と接合部である縫合とよばれる結合組織と2つの泉門によってなりたっています。
新生児の頭を触れると頭部の前方にひし形の大泉門と後方に三角形の小泉門を触れることができます。
小泉門は生後まもなく閉鎖し、大泉門は1歳6ヵ月頃までに閉鎖します。

応形機能

頭位の経膣分娩で生まれた赤ちゃんの場合、狭い産道を通るさいに圧迫されて頭部がわずかに変形(応形機能)が確認されることがありますが1週間程度で丸く戻ります。

産瘤と頭血腫

頭位の経膣分娩で生まれた新生児の場合、先進部の圧迫によって生じる産瘤と頭血腫をみることがあります。
産瘤は、皮下にできた浮腫で生後3~4日で消失します。
頭血腫は、骨膜と頭蓋骨の間に出血し限局的で縫合を超えないのが特徴で生後1か月ほどで消失します。

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