妊娠・出産・赤ちゃん Dear mom~助産師からママへ

助産師からママと赤ちゃんへ新生児の皮膚の特徴(1) | 新生児の身体的特徴

新生児・赤ちゃんの基礎知識のメニュー

新生児を理解するするための新生児の身体的特徴の基礎知識として、新生児の皮膚の特徴について。
新生児の皮膚の色と状態、新生児の皮膚の特徴、胎脂、生理的黄疸などについて。

スポンサーリンク

新生児の皮膚の特徴(1)

新生児は機能的に未熟な状態で生まれくるだけでなく、新生児の特徴的な身体をしています。新生児の身体的特徴を理解することは子育てに役立ちます。新生児の皮膚の特徴としては以下のようなものがあげられます

新生児の皮膚の色と状態

出生途中は部分的に紫色をおびていますが呼吸確立に伴って、赤みをおびたピンク色となります。
皮膚の重なる頚部、脇の下、鼠経部には白いチーズ状の胎脂が付着しており、沐浴などで自然に除去されていきます。
皮膚は薄く、皮下血管が透視でき、軟らかで張りがあり、きめ細かい状態で角質層は成人の1/3しかないためとてもデリケートです。

新生児の皮膚の特徴

子宮の中にいる間は羊水に守られていた新生児の皮膚は、出生と同時に外界のさまざまな刺激を受けます。しかし、新生児の皮膚は大人とは異なり、以下のような特徴があります。

  1. 新生児の皮膚は角質層の厚さが大人の約半分。
  2. 新生児の皮膚の機能が未熟。
  3. 新生児期は、母親のホルモンの影響で皮脂の分泌が活発。
  4. 新生児の汗腺の数は大人と同じ。
  5. 新生児は新陳代謝が活発。

新生児の胎脂

新生児の皮膚の重なる首、脇、股の部分に白いクリームチーズ様の胎脂が付着しています。これを胎脂いい、妊娠6ヶ月ころの胎児から見られ、その後増えていきますが、新生児の付着量には個人差があります。胎脂は新生児の皮膚を保護する働きがあるのですが、分娩の際にも皮膚を守る働きをしているといわれています。
胎脂は、分岐脂肪酸コレステロールというもので水分を多く含み、抱水性と保水性に優れています。
出生後、胎脂の水分が蒸発し、脂肪分が透明になり目立たなくなります。
昔は、出生後に産湯や沐浴で胎脂を洗い流していましたが、今は無理に取り除くことはしません。

新生児の生理的黄疸

胎児期には、赤血球の破壊から生じるビリルビンを臍帯を経由して母体に引き渡して処理してもらっていたのですが、出生後は新生児自身の肝臓でビリルビンを処理し、排泄しなくてはならなくなります。しかし、新生児は肝機能が未熟で生理的に多血症なうえ、ビリルビンの産生の多さや赤血球の寿命が短いこと、酵素の活性が低い、腸肝への循環が盛んなことなどから血中のビリルビン濃度が上昇し、皮膚が黄染する生理的黄疸が現れます。
生理的黄疸は、生後2~3日頃より現れ、ピークは生後3~4日で、7~10日に消失します。
新生児の95%に明らかな黄疸を認めますが、何ら後遺症を残すことなく経過します。

スポンサーリンク