妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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赤ちゃんの吸着と吸綴

母乳育児の確立のためにもっとも大切なことが、適切な吸着です。
赤ちゃんが適切に乳房に吸着しているとき、赤ちゃんの口は大きく開き、口唇は外側にめくれるようになっており、アサガオの花やラッパのような形です。また、赤ちゃんの舌は下顎の歯茎より前に出て、乳頭・乳輪部に巻きつき、乳頭の船体は赤ちゃんの軟口蓋に達するほど深く吸着している。

効果的な吸着

片手で赤ちゃんの頭をコントロールできるように赤ちゃんを抱き、乳房で赤ちゃんの口唇を刺激し大きく口を開かせ、舌が下がったタイミングで舌の上に乳頭を置くように赤ちゃんを乳房へ引き寄せるようにしまし、うまく吸着できた場合は、赤ちゃんは吸綴を開始します。

不適切な吸着

不適切な吸着となった場合には、赤ちゃんの口が口笛を吹くようにとがっていたり、吸綴をしない、乳頭に痛みを感じるなどがみられます。
不適切な吸着のサインがある場合には、適切な吸着となるよう一度乳房を赤ちゃんの口から外して、吸着しなおす必要があります。不適切な吸着のまま吸綴させると乳頭痛や傷ができたり、乳汁を充分に飲み取れないため乳房緊満、十分に哺乳できないために赤ちゃんが不機嫌になったり、授乳量が少ないために体重が適切に増加しないなどの影響がでます。

うまく吸綴できない場合

乳頭や乳輪部の柔軟性が乏しいために乳房への吸着がうまくいかない場合には乳頭、乳輪部のマッサージが効果を示す場合があります。毎回授乳前に乳頭・乳輪部のマッサージを丁寧に行い、柔軟性を確保したうえで吸着を試みるとよいでしょう。

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