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助産師からママと赤ちゃんへ兄・姉のストレスと対処行動 | 産後の過ごし方

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分娩直後から始まる母体の変化と産後を快適に過ごすためのアドバイス。兄・姉のストレスと対処行動について。
弟・妹の誕生したことで兄・姉はさまざまなストレスにさらされ、対処行動がみられます。ストレスに対する反応である攻撃的反応や依存的反応。

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兄・姉のストレスと対処行動

妊娠、出産を機に、兄・姉はさまざまなストレスにさらされます。
妊娠中から出産後、母親は思うように外出することができなくなり、兄・姉も遊びや外出が抑制されます。なかには保育所や託児所に預けられる場合もあり、生活環境に変化が生じます。
また、兄・姉は母親が出産のために入院することで母親と離れ離れとなる母子分離を余儀なくされ、そてにともなって実家で祖父母との生活となり、なかには初めての環境となる場合もあります。
兄・姉は、新たに弟・妹が誕生したことで兄・姉の役割が担うこととなり、その状況の変化が大きなストレスとなります。
これらの状況や環境の変化は、生活習慣や生活のリズムの変更と相まって、心身両面に大きな影響を与えることがあります。兄・姉にとってこれらのストレスに対する反応は、その子の年齢や発達段階によって異なります。一般的に、ストレス対処行動としてあげられるものとして、攻撃的反応や依存的反応、引きこもりなどがあります。

兄・姉のストレス対処行動

弟・妹が誕生したことで、兄・姉はさまざまなストレスにさらされ、そのストレスに対して対処行動を起こすことでストレスに対応しようします。その反応としては攻撃的反応や依存的反応があります。
ストレス対処行動は、その子の発達段階によってことなります。
攻撃的な反応としては、言語的発達能力が発達していない場合は言葉での意思伝達ができないため、攻撃的反応として物にあたったり、直接新生児に対して攻撃的になったりすることがあります。
ある程度言語能力が発達し、言葉で意思を伝えることができる子の場合は、「赤ちゃんはいらない」などという言葉で表現します。
依存的な反応としては、それまで1人で食べることができていたものが、「食べさせて」「食べれない」と言ったり、抱っこをねだることが多くなったり、すぐに泣いたりするような行動がみられます。そのほかに、おもらしをするようになったり、赤ちゃん言葉になったりという場合もあります。
これらの反応は、弟・妹への嫉妬心やライバル心によるもので、これらの反応は母親が授乳やおむつ交換など赤ちゃんのお世話をしているときにみられることが多いようです。

兄・姉としての役割獲得

上の子にとっては、兄・姉という役割を獲得においては、弟・妹に愛着をもち、兄弟・姉妹であること、家族の一員であることを認識し、両親の愛着を共有し、待つ・我慢するといった社会性が発達し、生活行動を自立できるなどの発達が期待できます。
このような発達には、個人差があり、急速に発達する子もいれば、対処反応が長い期間続く子もいます。兄・姉となる子が、親から十分な注目と愛情が注がれ、ストレス反応に適切に対処される中でやがて兄・姉という役割を獲得していくと考えれられています。

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