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助産師からママと赤ちゃんへ産後の栄養と食事 | 産後の過ごし方

産後・産褥の基礎知識のメニュー

分娩直後から始まる母体の変化と産後を快適に過ごすためのアドバイス。産後の栄養と食事について。
産後の栄養について。産後の身体の回復のためや赤ちゃんの栄養である乳汁分泌および育児にともなう活動量の増加のために十分な栄養摂取が必要です。

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産後の栄養と食事

妊娠から分娩で母胎は変化します。産後は妊娠まえの体に戻るために劇的に変化、回復します。さらに生活も赤ちゃんのお世話が中心となり体への負担は大きくなります。母胎の回復と体力の維持のためにもきちんとした食事、バランスの取れたメニューで栄養を摂る必要があります。

産後の栄養の意義

産後の栄養は、産後の身体の回復のためや赤ちゃんの栄養である乳汁分泌および育児にともなう活動量の増加のために十分な栄養摂取が必要です。

産褥早期の消化器系の特徴

産褥早期には、胃の位置が変化することにより食欲が減退することがあります。
また、妊娠前の体重に戻らず、肥満につながるおそれがあるので食生活はとても大切となります。

産後の栄養の考えかた

産褥期、栄養摂取は身体の回復を促し、母乳を与えている場合は、母乳を通して児の健康状態にも影響するといえます。
母親の摂取したビタミン類は、母乳中に含まれるビタミン量に影響します。また、乳汁分泌が増加すると乳汁に含まれる栄養を付加して摂取する必要があります。

産後の食事

産後の食事は、バランスよく必要量を摂取する必要があります。とくにたんぱく質は組織の再生や治癒に役立ち、母乳による喪失分が付加されています。
鉄分はヘモグロビンの合成に使われるため、これらの栄養素に富む食事を摂取しましょう。

授乳期の栄養

授乳期では6ヶ月間母乳のみによって授乳した場合の1日の平均量を780mlとし、エネルギーおよび他の栄養素量の付加を算出してあります。
母乳栄養をおこなわない場合は、すべての栄養素を付加する必要はありませんが、鉄は妊娠、分娩にともなう損失を補う目的で付加量を考える必要があります。
授乳期には食事摂取基準でも母乳分泌による付加量もあり、食事摂取量が多くなりがちで肥満に気をつける必要があります。
また、母親の食事内容は母乳の成分にも影響をあたえることから多様な食品の摂取に心がけ、飲酒、喫煙、薬の服用など乳汁への影響が懸念されるものは注意が必要です。

産後の食事のポイント

産後の食事のポイントは以下のようなものです。

●バランスのとれた食事を食べるようにしましょう
母親の食事内容は母乳の成分にも影響をあたえることから多様な食品を使用し、バランスのとれた食事を摂るように心がけましょう。
●規則正しく食べましょう
赤ちゃんのお世話で時間が不規則になりがちです。普段の生活に戻るためにも食事はきちんと摂りましょう。三度の食事をきちんと摂ることで間食での肥満を防ぐことができます。
●水分を十分に補給しましょう
母乳を与えているとのどが渇きます。授乳のあとは水分を十分とりましょう。ただしジュースなどはカロリーの過剰摂取となりますので注意しましょう。
●無理なダイエットは禁物
産後はママの体の回復期であるとともに赤ちゃんのお世話で体力が必要な時期でもあります。無理なダイエットは体調を崩す原因となります。体力維持のためにも無理なダイエットは控えましょう。
●産後太りに注意しましょう
母乳をあげているからといってついつい食べると肥満につながります。
産後は運動量も減っていますし、育児ストレスでついついおやつに手が出ることで産後の体重減少が望めず産後太りとなってしまいます。
●和食中心の食事
産洋食はバターやオイルなど脂肪が多く、どうしてもカロリーを摂りすぎてしまいます。
和食は多くの食材を使い栄養バランがとれ、ヘルシーで、質の良い母乳のためにもおすすめです。
1日3食を主食・主菜・副菜をバランス良く食べるようにして間食は控えるようにしましょう。
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