妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

消化器系の変化

妊娠中はプロゲステロンの増加により平滑筋が弛緩することによる消化管の蠕動運動が低下、増大した子宮による内臓の圧迫が起こります。
その結果、胸焼け、胃もたれ、吐き気、おう吐、食欲不振、便秘など様々な消化器症状がみられます。

産褥期の消化器系

分娩の疲労などもあり産褥早期には一時的に食欲が減退することがありが徐々に食欲は回復します。
産褥0~2日は分娩時の食事量の減少や腸管の緊張の低下、運動不足、会陰裂傷や会陰切開の傷の痛みなどにより便秘となることが多い。
会陰部の創部が心配で力むことができず便秘となることがあるため、産後便秘薬が処方されます。
妊娠期において肛門静脈系のうっ血、分娩時の力みなどにより産後に痔を起こしやすい。
痔核の脱出があれば還納し、痛みを伴うため座薬などによる治療が行われます。また、排便をスムーズに行うために便秘薬が処方されます。

スポンサーリンク