保育器から出られる目安は?
早産児・低出生体重児、生まれた時に何らか病気があって保育器に収容された赤ちゃんは退院へ向けて治療やケアが行われます。
早産児や低出生体重児はさまざまな機能が未熟な状態で生まれているため保育器の中で成長・発達していきます。
保育器からコットへ
様々な理由で保育器に収容されていた赤ちゃんも退院へ向けて赤ちゃん用のベッドであるコットへ移されます。
保育器からコットへの移床は医師が判断し、指示が出されます。
コットへ移される目安はそれぞれの赤ちゃんによって異なりますが、その条件を紹介します。
ただし、条件が該当したからといってあなたの赤ちゃんがコットへ移されるだけの状態であるとは言えませんので参考程度とお考え下さい。
- 呼吸状態が安定している。
- 無呼吸発作を自力で回復できる。
- 体温を維持することができる。
- 全身状態が安定している。
- 感染の兆候がみられない。
- けいれん発作がみられなし。
- 刺激に対して過敏に反応しない。
- 酸素投与を必要としない。
- 必要量のミルクを経口哺乳することができる。
何らかの疾患がある場合はコット移床は慎重に判断されます。
例えば、体温を維持するための中枢神経が障害を受けている頭蓋内出血や水頭症、在胎週数があっても無呼吸発作を自力回復できない場合、感染症を合併している場合、血液検査などの結果に問題がある場合などは看護師の観察・医師の診察などにより判断されます。
病院によっては修正在胎週数や体重などを目安の1つとしている施設もあります。
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