妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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退院してから便秘気味です

34週で生まれ、約1ヶ月入院して無事に退院しました。入院中は直接おっぱいを飲ませていてやわらかい便が出ていました。退院してしばらくしてから便秘気味になりました。退院指導で綿棒浣腸の指導を受けました。実際に自分でやるとなるとちょっと怖い気がします。
便秘に関するママの不安は早産児・低出生体重児だけに限ったことではなく、正期産で生まれた赤ちゃんも退院後に便がなかなか出ないということがあります。
便が出なくてもおっぱいやミルクを飲み、機嫌が良く、便が出ない他にかわった様子がなければ心配はないことがほとんどです。
ただし、半日程度便が出ていなくてもお腹が張っている、おっぱいやミルクを飲まない、飲む量が少なくなった、眠りがち、元気がない、機嫌が悪く良くなく、おっぱいやミルクを吐く、顔色が悪い、呼吸が苦しそうなどの症状があるときには様子を見ることなく受診しましょう。

排便を助けるケア

便が出ないことの他にかわった様子がないようであれば排便を助けるケアを行ってみましょう。

おなかのマッサージ

腹部マッサージは腸の蠕動運動を促すために行います。
腹部マッサージの方法は、赤ちゃんをママと向かいあうように仰向けに寝かせ、おむつを開き、赤ちゃんのお腹を時計回りに「の」の字を書くようにマッサージを行います。手が冷たい時にはぬるま湯などで温めましょう。力を入れすぎないよう優しくゆっくり、声をかけながら行うと良いでしょう。
お風呂上がりや授乳前、ママがゆっくりできる時間やパパがいるときに行うと良いでしょう。
お腹がひどく張っているときや授乳直後、機嫌が悪いときなどは避けましょう。

綿棒での肛門刺激

綿棒を使って肛門括約筋を刺激することで副交感神経を刺激し、腸の蠕動運動を促進させ排便を促します。
腹部マッサージを行っても排便がみられないときなどに行いましょう。
手順は以下のとおりです。

  1. 大人用綿棒・ベビーオイル・おぬつシート・おむつ・手袋・お尻ふき・ティッシュペーパーなど必要物品を準備します。
  2. 綿棒にベビーオイルを付けておきます。
  3. 赤ちゃんを仰向けに寝かせます。
  4. おむつを開きます。
  5. 手袋をはめ、利き手と反対の手で赤ちゃんの足首を持って両足を持ち上げます。
  6. 綿棒の先から1~2㎝のところを指で保持して持ちます。
  7. ゆっくり肛門に綿棒を挿入し、肛門の壁をなぞるように回転させます。
  8. ⒖~20秒したら綿棒を抜きましょう。
  9. 綿棒に便が付着している場合は、お腹を軽くマッサージたり膝を曲げてお腹に付ける体操を行ってみましょう。
  10. 5分ほど様子を見て排便がない場合は時間をあけて再度行ってみましょう。

綿棒での肛門刺激行う時には以下のことを注意しましょう。

  • 授乳直後は避けましょう。
  • 機嫌が悪いときや元気がないときなどは避けましょう。
  • 怖がらすに足首をしっかり持ち体位を固定しましょう。
  • 足を上げすぎると股関節脱臼の危険がありますから肛門が見える程度で。
  • 深く挿入しすぎたり、強く肛門の壁を擦って傷つけないよう注意しましょう。
  • あせらずにゆっくり行いましょう。パパがいるときの方が安心です。
  • 女の子の場合、膣に入れないようい注意しましょう。
  • 出血があったらすぐに中止しましょう。
  • 赤ちゃん用の細い綿棒は折れたりすることがあるため大人用を使用しましょう。
  • お腹が張っていたり、機嫌が悪いときなどは受診しましょう。
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