妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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アラームなどの音で不安を感じます

初めてNICUに入って感じるのがたくさんの機械と様々な電子音やアラーム音だと思います。
このような状況に不安を感じると思います。
NICUには赤ちゃんのお部屋となる保育器の他に、赤ちゃんの呼吸と心拍を監視し異常を知らせてくれる呼吸・心電図モニター、赤ちゃんの呼吸を助けるための人工呼吸器、輸液を一定の速度で持続的に投与する輸液ポンプ、シリンジ(注射器)を用いて微量の薬剤を一定速度で注入するシリンジポンプなどの他、加湿器、パルスオキシメーター、酸素濃度計、光線療法装置、人工心肺装置(ECMO)、経皮的心肺補助装置(PCPS)、血液浄化装置など多くの機器があります。
これらの精密医療機器により早産児や低出生体重児だけでなく何らかの疾患のある新生児を集中的に管理・治療が行われています。
NICUは、24時間体制で医師や看護師が勤務しています。
看護師は、赤ちゃんたちの観察やケア、ママや家族への指導やサポート、医師への報告・指示受け、医療機器のチェックや管理を行っています。
NICUに入っている赤ちゃんたちは発達が未熟だったり、リスクを抱えており急変したり合併症を発症したりします。
NICUの医療スタッフは、赤ちゃんの異常を早期に発見し、後遺症がなく健康に成長・発達するこを目標としています。
呼吸・心拍モニターやパルスオキシメーターなどのモニターは赤ちゃんの状態の監視し、異常があればアラームで知らせてくれます。
輸液ポンプやシリンジポンプは、薬剤の残量が少なくなると交換の時間を知らせてくれます。
アラームはNICUで働くスタッフにとっては業務の手助けとなっています。
多くのママがNICUへ入室したときに頻繁になるアラームの音のドキッとなさると思います。
以前と比べると医療機器から発せられる音やアラーム音は小さく、静かにはなってきます。しかし、赤ちゃんも保育器により遮音されてはいても音への影響が心配されています。
音だけでなく明るさの影響もわかって来ていて、NICUの環境が見直されてディベロップメンタルケアが導入されています。
こディベロップメンタルケアとは、外的ストレスをできる限り最小限にした環境のもとで赤ちゃんの成長や発達を促していこうとするケアのことです。
できるだけママのおなかの中の状態に近い環境で早産児・低出生体重児を育てることを目指しています。
とはいっても赤ちゃんはストレス感じていますからママやパパは面会の時には声をかけ、優しくふれたり、抱っこしたり、ミルクを飲ませてあげて下さい。
妊娠中、おなかの赤ちゃんに歌ってあげていた歌を聞かせてあげるとスヤスヤと眠ってしまうこともありました。
ママも不安がいっぱいだと思います。1人で抱え込まないでパパや家族に気持ちを話しましょう。また、不安や疑問があれば医師や看護師、助産師に相談して下さい。

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