妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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赤ちゃんがどんな状態だとNICU入るんですか?

NICUとは、Neonatal Intensive Care Unit の略で日本語では新生児集中治療室といい、早産児や低出生体重児,または何らかの疾患のある新生児を集中的に管理・治療する施設です。
年々出生数は減少しているのですが極低出生体重児(1000g~1499g)・超低出生体重児(1000g未満)の割合が増加しています。
NICUは、医師が24時間NICU内に常駐し、新生児3人に対して助産師・看護師が1人以上配置するよう厚生労働省は定めています。
NICUにはいる対象とは以下のような赤ちゃんです。

  • 早産児
  • 低出生体重児
  • 極低出生体重児
  • 呼吸障害の新生児
  • 新生児仮死
  • 呼吸器疾患
  • 心臓疾患
  • 腎臓疾患
  • 染色体異常・先天異常
  • 感染症疾患児
  • 消化器疾患
  • 神経疾患
  • その他のハイリスク新生児

周産期医療の進歩

2019年の人口動態統計調査(厚生労働省)によると、生後4週(28日)未満の新生児死亡率(出生1000対比)は0.9で世界的に見て日本は有数の低率国です。
この結果は、日本における周産期医療の進歩にあります。
周産期とは、妊娠22週から出生後7日未満までの期間をいい、周産期医療とはこの期間の母体と胎児、新生児を対象とし、母児の生命に関わる緊急事態に備えて産科・小児科双方からの一貫した総合的な医療を意味します。
すんわちママと赤ちゃんを守るために産科、小児科、その他関連診療各科の医師、助産師、看護師、その他の医療スタッフが緊密な連絡をとり高度専門医療を提供しています。
母体・胎児集中治療室を含む産科病棟、新生児集中治療室を含む総合周産期母子医療センターというハイリスク妊娠に対する医療、高度な新生児医療等を行える医療施設が全国に増えています。

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