妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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冷たい物の食べすぎに注意

暑い夏、ついつい冷たい物が欲しくなります。
夏は妊婦さんにとって辛い季節でもあります。
とくにつわりのある妊婦さんの中には、アイスや冷たい飲み物などばかりという方もいるようです。
しかし冷たいものの摂り過ぎはさまざまな影響を与えます。

冷たい物の取りすぎの影響

アイスクリームやジュースなど冷たいものの摂りすぎは身体に負担をかけます。

消化器への影響

冷たいものを飲んだり、食べたりすると胃の血管が収縮して血の流量が減少し、胃液の分泌が減少し、消化機能が低下してしまいます。
もともと暑い夏は胃の消化機能がしている方も多く、食事が入らないといって冷たいものばかりとっていると消化機能が低下し、必要な栄養が吸収されなくなってしまいます。

自律神経への影響

夏の猛暑により自律神経は乱れがちなうえ、冷たいものを飲み過ぎると体温調整や消化機能に関わる自律神経がさらに乱れ、夏バテを増悪させます。

免疫力への影響

冷たいものの摂りすぎで内臓や身体が冷えると細菌などから体を守るリンパ球のはたらきが落ち、免疫力が低下します。
体温が1度下がると免疫力は30~40%低下し、逆に体温が1度上がると免疫力が60%近く上がるといわれています。

代謝への影響

冷たいものばかりとると身体の中から体温が下がり基礎代謝も低下します。
内臓温度が1度低くなると1日で約144kcalのエネルギーを消費できないといわれ夏太りの原因にもなりえます。

髪の毛への影響

夏の猛暑と冷たいもののとりすぎで胃腸の機能が低下すると機能を正常に保つために血液が胃腸に集中します。その結果、頭皮への血液の流れが悪くなり、毛根に栄養が届かなくなり、抜け毛が増えます。秋になって抜け毛が増えるのはこれが原因の場合もあります。

その他

妊婦は、体温も高く、つわりで冷たいものが喉越しがいいため冷たい飲み物や食べ物を摂り続けることがります。その結果、血液の流れが悪くなり、夏でも汗をかきにくく、水分代謝が悪くなり、むくみやめまい、頭痛、肩こり、尿のトラブルなどさまざまな身体の不調を引き起こす原因にもなります。

冷たいもののとりすぎ対策

水分補給は、熱中症の対策からも必要ですができるだけ常温の物を飲むなどその摂り方に気をつけましょう。

  • 食事に常温か温かいメニューを1つ取り入れましょう。
  • 体を温める食材といわれる生姜などの食材を取り入れたり、また納豆などの発酵食品をを摂り入れるのもよいでしょう。
  • 三度の食事をきちんととりましょう。
  • 食生活が偏らないよう心がけましょう。
  • 涼しい時間帯のお散歩など適度な運動に心がけましょう。
  • 生野菜などのサラダよりも温野菜のサラダで身体の冷えを予防しましょう。
  • 水分補給はジュースや甘い飲み物は控えましょう。
  • 食事の前に温かい飲み物やスープを飲みましょう。
  • シャワーではなく、38度程度のぬるめのお風呂にゆっくり入りましょう。
  • 温かい飲み物や冷房対策のひざ掛けやカーディガンを持ち歩きましょう。
  • 腹帯などを上手に活用しましょう。
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