妊娠中の熱中症の予防対策
妊婦さんは、妊娠によるからだの変化で熱中症になりやすといえます。
妊娠中の熱中症になりやすい理由
妊婦が熱中症になりやす理由は妊娠による代謝の変化が大きく関係しています。
- 妊娠すると体脂肪が増加し、脂肪が燃焼することで基礎体温が亢進します。
- 妊娠すると血管が拡張し、体表面からの放射による熱放散は多くなります。
- 妊娠初期はプロゲステロンのはたらきにより高体温状態が持続し、対暑反応も鈍いといわれています。
- 妊娠するとホルモンの影響で新陳代謝が活発になり、発汗量も増えます。
- 妊娠すると血液量が増えるためむくみやすい状態になります。
- つわりがある場合、食事や水分を十分にとることができないため脱水となることがあります。
熱中症の症状
熱中症は以下のような症状があります。
- めまい
- 頭痛
- 筋肉のけいれん、こむらがえり
- からだのだるさ
- 吐き気やおう吐
- 汗が止まらない、暑いのに汗が出ない
- 体温が高い
- 顔や体が赤く、熱る
- 意識がぼーとなり、意識がなくなり倒れる
など症状は軽いものから命の危険を示す症状までさまざまです。
症状を理解し、早めに対応しましょう。
妊娠中の熱中症の予防対策
前述のように妊娠中は熱中症になりやすいため日ごろから熱中症にならないように心がける必要があります。
- 水分をこまめにとりましょう。
- エアコンを上手に使いましょう。
- 衣類の調節をしましょう。
- 暑い時間帯の外出は控えましょう。
- 室温、湿度をチェックしましょう。
- 熱中症の初期症状がみられたら早めに対応しましょう。
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