マタニティインナー選びのポイント
妊娠中の衣類や靴、下着などには、皮膚の保護、保温、体の清潔、身体の矯正なども役割があります。
妊娠中の衣類は妊娠による身体、生理的の変化を考えて選びのがポイントです。マタニティインナー(ショーツ、スリップ、ブラジャー)の条件、素材とデザインを考えて選ぶことが大切です。
マタニティショーツ選び
- 股上が深く、腹部をすっぽり覆うもの。
- 保温性のよいもの。
- 吸湿性に富んだもの。
- 伸縮性に富んだもの。
- 帯下などの色がわかりにくい色のもの。
- 洗濯に耐えるもの。
- 素材は綿100%のもの。
- 大腿部分もゆとりがあるもの。
マタニティ用肌着
妊娠により、新陳代謝が8から15%増加することに伴い、発汗量が増えるため、汗を吸うマタニティインナーは必要となります。
冬は身体を冷やさないための効果もあります。
妊娠による体型の変化によって調節できるように、スリーマーやスリップは腹部に余裕をもった裁断あなされ、ペチコートはウエストのゴムで調節できるようになっています。
妊娠すると肌が敏感になることも多いために、フリルやレース部分が刺激となって、痒みや赤みを誘発することもあります。
直接肌に触れるため、綿100%のものを選びましょう。
マタニティブラジャー・乳帯(ソフトブラ)
妊娠すると、乳腺が発達して乳房が大きくなると同時に、背中や胸についた皮下脂肪のためにアンダーバスとも大きくなります。一般的にカップは1~2カップ、アンダーバスとは5㎝程度大きくなります。
妊娠中のブラジャーは、乳腺を圧迫しないもの、敏感になっている乳頭を保護できるもの、肌の快適性を保てるもの、大きくなる乳房をしっかり支えることができるもの、さらに乳房の大きさの変化に柔軟に対応できるものを選びましょう。
仕事をもっている方で、シルエットが気になる場合は、アップリフト型がお勧めで、つわりで体調がすぐれない方の場合は、やさしい着け心地のソフトブラジャーがお勧めです。
産後の授乳をスムーズにするためには、乳房基底部はできるだけ可動するほうがよいとされていますから、家庭にいるときなどはソフトな素材のものを選ぶと良いでしょう。
乳房の大きくなる割合は個人差が大きく、どれくあい大きくなるか予測することは難しいため、最初に買い揃えるときには、最低限とし、その都度臨時購入することが無駄がなくて良いでしょう。
産後の授乳期まで使用できるものを選ぶと経済的です。
マタニティブラジャー・乳帯の条件
- カップに余裕のあるもの。
- 吸湿性に富んだもの。
- 肌への刺激の少ないもの。
- 産後にも利用できるもの。
マタニティブラジャー・乳帯のデザイン
マタニティブラジャーのデザインは、大きく分けて2種類があります。
1つは、アップリフト型でアンダーバスとで固定するで、産後も使用できるカップ部分が開けられる授乳併用があります。