妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠中の運動

妊娠中に体を動かすことは、腰痛や便秘など妊娠中の不快症状を軽減したり、妊娠高血圧症候群や糖尿病などの予防につながります。
妊娠中の生活を快適に過ごし、分娩に向けての準備としての意味も大きいので心がけて身体を動かすようにしましょう。

妊娠中の運動の種類と対象

基本的には、母児にとって安全で快適なものであればどのような運動でもよいのですが、体型の変化やホルモンの影響で筋肉や関節が弛緩しているため、激しい運動は避けなければなりません。
妊娠中に適したスポーツとして勧められているものに、マタニティスイミング、マタニティヨガ、マタニティエアロビクスなどマタニティスポーツと呼ばれるものの他に、個人で行えるウォーキングや妊婦体操などがあります。
これらは、妊娠中のどなたにも可能ということではなく、医師や助産師に相談し、可能かどうか判断を仰ぐ必要があります。
また、途中で妊娠経過に異常が生じたり、合併症を起こしたりした場合には中止となります。施行中に心配なことがあれば、必ず医師に相談することが必須条件となります。

妊娠中の運動の期待できる効果

運動の種類にもよりますが、以下のような効果が期待できます。

  1. 全身の筋肉の持続力を強化する。
  2. 全身の血液循環を促進し、浮腫や静脈瘤の予防となります。
  3. 体重の過剰な増加を防止することができます。
  4. 分娩に好影響をもたらすことができます。
  5. 分娩に好影響をもたらすことができます。
  6. 気分転換、ストレス解消につながります。
  7. 集団で行うことで、仲間作りの場となりえます。

妊娠中の運動の安全への配慮

安全で効果的な運動強度としては、心拍数が130~140ぐらいからで、運動前、運動中、運動後にチェックしてもらうと良いでしょう。

運動の強度

安全で効果的な運動強度としては、心拍数が130~140ぐらいからで、運動前、運動中、運動後にチェックしてもらうと良いでしょう。

運動の時期と時間

妊娠15~16週で胎盤が完成後から妊娠35週ころまでで、妊娠36週以降は子宮収縮を招く恐れがあるため避けた方が良いでしょう。
時間は運動の強度にもよりますが、60分以内とし、子宮収縮の起こりにくい午前10時から午後2時の間がよく、週3回くらいまでが良いとされます。
妊娠したから運動をと考えるのではなく、できたら妊娠前から適度な運動を心がけることが望ましい。

妊娠中の運動の禁忌

妊娠中の運動による効果として、不快症状の減少、体重のコンとロールなどいろいろありますが、ハイリスク妊婦には禁忌です。そして、運動を始めてからも異常があればすぐに中止となります。
妊娠中の運動の目的は、母児の安全と無事な出産であることが第一であることを忘れないいけません。

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