妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊産婦における食事と栄養の問題点

妊娠前にやせすぎ、肥満はありませんか。
健康な子どもを生み育てるためには、妊娠前からバランスのよい食事と適正な体重を目指しましょう。
妊娠前の「低体重(やせ)」や「肥満」は妊娠・分娩の異常のリスクが高まる可能性があります。

厚生労働省の調査によると、若い女性のおいて、朝食を食べないとともにエネルギーや各種栄養素の摂取量が下回ることが問題となっています。
また、ダイエットブームもあって、体重を減らそうとする女性が多く、低体重(やせ)の割合が増加していることも問題となっています。
妊娠前の体格が低体重(やせ)や普通で、妊娠中の体重増加が7㎏未満の場合には、低出生体重児を出産するリスクが高いことがわかっています。
このことは、諸外国においては胎児期の栄養不良が代謝調節異常を引き起こし、成人後に生活習慣病の発症につながるという研究報告と考え合わせると大きな問題となります。
妊婦・授乳婦はエネルギーや各種栄養素を非妊時よりも十分に摂取する必要があるのですが、エネルギーをはじめカルシウムや鉄などの摂取量が確保できていない状況にあります。
神経管閉鎖障害発症リスクの低減のために適正摂取が推奨されている葉酸についても十分な摂取が図られていない状況にあるとされています。

妊娠中の食事のポイント

妊娠中の食事のポイントは量をたくさん摂ることではなく、必要な栄養素を過不足なく摂ることです。

食事の質が大切

胎児の成長を支えるものは、母親が口にする食べ物です。
妊娠中の母体と胎児のためにも栄養のバランスのとれた食生活に心がける必要があります。
すなわち、量をたくさん摂ることではなく、必要な栄養素を過不足なく摂ることです。
そのためには、1日3食をきちんと摂り、食べすぎないよう心がけ、偏食にならないよう多種類の食品をまんべんなく食べるようにしましょう。

いろいろなの食品を摂りましょう

胎児のためにと、神経質に栄養のことばかりを考えると行き詰ってしまうことになってしまいます。
むずかしく考えることはなく、できるだけたくさんの食品を使うよう心がけるようにすれば、おのずと栄養素のバランスをアップすることができます。
妊娠中にかかわらず、1日30品目を目標に工夫すると良いでしょう。

味付けは薄めに

濃い味だとついついご飯をたくさん食べてしまいがちになり、体重増加につながってしまいます。
また、塩分の過剰摂取は妊娠高血圧症候群などの誘因となります。
できるだけ、薄味し、スパイスや酢などを上手に活用するとおいしく食べれます。

スポンサーリンク