妊婦健康診査受診のアドバイス
妊娠に気づき、ドキドキで病院へ。
受付で問診票に記入。
まわりを見渡すとおなかの大きなママが幸せそうな顔に見え、自分もこんなふうになるんだって知らない間に微笑んでいませんか。
問診票の記入が終わると、トイレで尿を採るように説明があると思います。
妊娠は病気ではないのですが、長い妊娠期間中いろいろなトラブルが起こることがあります。
このトラブルをできるだけ防ぐためにいろいろな検査が行なわれます。
今回は初診時、定期検診時に受ける、尿検査・血圧測定・身長と体重測定について解説します。病院によって多少の違いはあると思いますが参考になさって下さい。
尿検査のワンポイントアドバイス
妊婦健康診査では、たんぱくや糖が出ていないかどうかをチェックするため毎回尿をとって検査します。
- 尿の検査はほんのわずかの量でできます。
- 正しい検査のためには中間尿(はじめちょっと尿を出してから採取する方法)をとりましょう。
- 緊張で出ないこともありますからそのときは受付に伝えましょう。
- 疲れや睡眠不足でたんぱくは出ることがありますから妊娠中は普段以上の休息が必要です。
- 妊婦健康診査の前日や朝食に甘いものを食べ過ぎると糖がでることがありますから注意しましょう。
血圧測定のワンポイントアドバイス
血圧測定は、妊娠高血圧症候群の早期発見のために妊婦健康診査受診の度におこなわれます。
- 不安や緊張などちょっとしたことでも血圧は変動しますので測定前に大きく深呼吸をしてみてください。
- 血のつながったご家族に高血圧の方がいらっしゃる方は日頃から食事に注意しましょう。
- 妊婦健康診査では毎回血圧を測りますから袖が上げやすい服を選びましょう。
体重測定のワンポイントアドバイス
体重は毎回の妊婦健康診査で測ります。妊娠中の体重管理はもちろん、急激な体重増加は妊娠中毒症や妊娠高血圧症候が心配されます。
- 妊婦健康診査での体重測定は服を着たままで行なわれることがほとんどです。
- できたら毎回同じような服で健診に望んだほうが体重の管理がきちんとできるかも。
- 初診のときに妊娠する前の体重を尋ねられます、これが今後の基準になりますからごまかして少なく言ってしまうとあとが大変になりますから正直に伝えましょう。
腹囲・子宮底測定のワンポイントアドバイス
腹囲や子宮底長の測定は胎児の発育状態や羊水の量が正常かどうかの目安になります。
- 腹囲や子宮底長は測り方によって誤差が生じやすく、これだけで正常かどうか判断はできません。
- 正しい検査のためには中間尿(はじめちょっと尿を出してから採取する方法)をとりましょう。
- 腹囲や子宮底長は直接おなかを触りながら測りますからおなかを出しやすい衣服や下着、腹帯を選ぶか診察の前にはずしておきましょう。
- 腹囲や子宮底長を測るときは足は伸ばします。
浮腫チェックのワンポイントアドバイス
妊娠するとむくみやすいのですが、浮腫は妊娠高血圧症候群の症状の一つですから注意が必要です。
- 浮腫は直接すねや足の甲を押さえますから素足が出しやすいストッキングや靴下を選ぶとよいでしょう。
- 妊婦健康診査の前の晩などに、お茶やお水をたくさん飲んだり、塩分を摂りすぎるとむくみがでることがありますから注意してください。
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