妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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分娩予定日の算出法は?

『十月十日』
この言葉は、赤ちゃんが生まれて来るまでの妊娠期間をさします。
10ヶ月と10日だと「30日×10ヶ月+10日で310日」となります。
でも、妊娠期間って280日、昔の人の妊娠期間ってこんなに長かったの?
などなど妊娠週数、分娩予定日に関する疑問が寄せられます。
妊娠週数の数え方は普段使っている暦とは違いますから誤解や疑問も多いのかもしれませんね。
『十月』というのは数えでの表現で満9か月、すなわち9か月目のことを示しています。
さらに『十月』のひと月が何日かということですね。
昔の暦は、月の満ち欠けの周期を用いた太陰太陽暦でひと月が29.5日ですから『29.5日×9+10日=275.5日』ということになります。
これだと大丈夫ですね。

妊娠の始まり

命の誕生は受精の瞬間に起こり、これが妊娠の始まりということになります。
小さな受精卵が、成長した赤ちゃんになるまでの期間は266日ということがわかっています。

仮の分娩予定日

人の月経周期をみた場合、排卵後次の月経が起こるまでの期間は約14日で個人差もほとんどないことがわかっていますから、ことを利用し排卵日を割り出します。
さらに、排卵、受精した命が成熟した赤ちゃんになるまでの期間は約266日だということがわかっていますから、この266日に排卵までの14日をプラスし280日目が最終月経の初日からの分娩予定日となります。
例えば、月経周期が28日周期、最終月経が2011年1月1日だとすると2011年10月8日が分娩予定日となります。
月経周期が乱れることもあり、月経周期の乱れは、排卵の時期のずれを意味します。
ですから、最終月経と月経周期から算出される分娩予定日は、今回もこれまでと同じ月経周期、すなわち排卵が規則的に起こったと仮定してのことということになります。

分娩予定日の修正

ほんとうの分娩予定日は?
受精した瞬間から個体差がみられるわけではなく、妊娠初期、妊娠7週から妊娠11週の頃は遺伝などの影響を受けず個体差がみられず、妊娠週数によってほぼ同じだということがわかっています。
この個体差のないことを利用し、妊娠7週から11週頃のCRL(頭殿長)胎児の頭からお尻までの長さを基準に妊娠週数を算出し、分娩予定日の修正がおこなわれます。

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