妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠の確定診断は?

妊娠を維持するために、その成立時から非妊時にはみられないホルモンの変化が生じ、その変化を利用して妊娠を判定する方法があり、基礎体温や免疫学的妊娠反応が該当します。
また、胎児の存在を確認することにより、妊娠を確定的に判定する方法として、超音波診断法があります。

基礎体温高温相の20日以上の持続

非妊時には高温相の期間は月経周期の長さに関係なく12~16日で、18日以上持続することはきわめてまれだとされます。
妊娠黄体が形成されるとプロゲステロンの作用により平常時を超えた期間まで高温相が持続します。
高温相が20日以上持続した場合はほぼ確実に妊娠と判断されます。

妊娠検査薬・免疫学的妊娠反応の陽性化

尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を免疫学的に検出。
hCGは、胎盤のもととなる絨毛細胞から分泌され、着床後に血中、尿中に移行します。
市販の妊娠検査薬は、簡便で短時間にかつ安全で正確に判定できますが、妊娠以外にも子宮外妊娠、hCG産生腫瘍、絨毛性疾患でも陽性となることがあります。

超音波診断法による胎嚢・胎児心拍動の確認

超音波診断法は妊婦の腹壁に探蝕子を接触させ、超音波を生体に送り込み、その性質を利用して子宮内の胎児の存在・生命活動を画像あるいは信号音として検出するものです。
着床している妊卵像が円環状に認められもので、妊娠5週以降7週はじめまでに100%検出できます。
胎嚢(GS)の中の胎児の心蔵の動きをとらえるもので、妊娠6週以降7週末までに100%検出できます。
胎児の心拍を信号音としてとらえたもので、妊娠8週以降12週はじめまでに100%検出できます。

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