妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠検査薬を使うタイミングは?

妊娠検査薬は手軽にしかも確実に妊娠を調べることができます。

妊娠反応が陽性に出る時期

どれくらいで妊娠反応が陽性に出るかということですね。
市販の妊娠反応薬は尿の中のhCGの量がある程度にならないと陽性には出ません。
hCGホルモンは排卵・受精後7~9日目(すなわち次回月経予定の5~7日前)には妊婦尿中に出現します。
その後急激に増加し妊娠9~13週でピークに達しその後18週くらいまで漸減し、以後妊娠後期まで分泌されます。
早い方で受精後10日後、遅い方で受精後3週間(予定月経から1週間後)には90%以上の判定ができると言われています。
ということですから、予定月経の1週間後に妊娠検査薬を使えば妊娠している場合は90%の方が陽性に出るということです。
しかし、なかにはこんな方もいらっしゃいます。
ときどき、「月経が1週間遅れたので妊娠判定薬を使ったのに陰性でした。妊娠ではないのでしょうか」というご相談を受けます。
女性の月経、すなわち排卵はさまざまな原因で早くなったり、遅くなったりすることがあります。
基礎体温をつけていない限り排卵日は分かりません。
予定月経から1週間経っていても、排卵が遅れていると受精、着床も遅れていますから仮に妊娠していてもhCGの量が不十分で陽性と出ないことがあります。
ですから月経が遅れていて、妊娠反応が陰性の場合でもすぐに妊娠を否定せずに、1週間後にもう一度妊娠検査薬を使って調べてください。

ワンポイントアドバイス

月経が遅れて妊娠検査薬を使って陰性であった場合も妊娠の心当たりがある時には排卵が遅れた可能性がありますからしばらくしてもう一度調べてみましょう。
また、妊娠検査薬の感度が敏感になったため、着床しても胎嚢形成に至らない極めて初期の流産でも妊娠反応が陽性に出ることがあります。(化学的流産)また、タンパク尿、免疫性の疾患、黄体化ホルモン高値などの病態では、妊娠反応が疑陽性に出る場合もあります。絨毛性疾患でも陽性となるため、尿の妊娠反応が陽性となっただけでは妊娠の確定診断にはいたりません。

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