妊娠するとなぜつわりが起こるの？

”つわり”
話しには聞いていたもののなんともいえない気分の悪さ。
症状の程度は異なるもののほとんどの方がつわりを経験します。
ある調査では、なんと90％以上の方がつわりを経験したという報告もあります。

つわりが起こる理由

つわりが起こる理由は、まだはっきりとはわかっていません。
一番考えられる理由としては、
妊娠によってhCGホルモン（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）が急激な増加が関係しているとと考えられています。
hCGホルモン（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）は、受精卵が子宮内に着床後にできる胎盤のもとである絨毛から分泌されるホルモンで、このホルモンが脳の中枢を刺激し、吐き気やおう吐などの症状を引き起こすのではないかと考えられています。
さらに、妊娠中に増加するプロゲステロンは、胃の運動性を低下させ、胃の内容物が食道への逆流しやすくなることで、胸焼けなどが起こってきます。
また、妊娠に伴うホルモンの大きな変化が、自律神経に影響し起こるとも考えられています。
つわりの症状に個人差が見られるのは、自律神経が精神的なストレスに左右され、ストレスの程度がつわりの症状の軽重に影響するといわれています。
また、精神的なものが影響すると考えられています。

つわりはいつ頃から起こるの？

つわりはすべての方に起こるわけではありませんし、症状も程度も様々です。
その上、つわりがはじまる時期や続く期間も様々です。
早い方では、妊娠がわかったとたん、妊娠４週頃からつわりが始まります。
妊娠7週頃から始まり、胎盤が完成する妊娠15週頃から徐々におさまる方が多いとされています。
なかには妊娠後期まで続く方もいます。
また、いったんおさまったつわりが妊娠後半に再度起こる方もいます。
ほんとうにさまざまです。

様々なつわり症状

つわりの症状はほんとうに様々です。よく見られる症状としては以下のようなものがあいます。

吐き気
おう吐
砂を噛んだように不快で味がしない。
ある種のにおいで吐き気がする。
何か食べていないと気分が悪かったり、ムカムカしたりします。
食べ物の好みがかわった
便秘や下痢