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助産師からママと赤ちゃんへ妊娠用語辞典・『ち』:妊娠用語辞典

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妊娠を理解するための基礎知識として妊娠用語辞典『ち』の項目。
膣炎、超音波検査、着床性出血、着床前診断など妊婦健診で使われる専門用語、医学用語を中心に妊娠に関する用語『ち』で始まる妊娠に関する専門用語、医学用語を検索。

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妊娠用語辞典・『ち』

『ち』で始まる専門用語、医学用語

膣炎(ちつえん)

膣炎は、膣粘膜の異常と膣分泌物の異常です。膣の粘膜が炎症様に赤くなり、通常は白色で多くは感じない量の膣分泌物が淡黄色、黄色で多くなります。
なかには異常とは気付かずに進行している膣炎もあります。
妊娠中に最も発症しやすい膣炎は、カンジダ膣炎です。

膣トリコモナス(ちつとりこもなす)

膣トリコモナス原虫の性行為感染により発症します。
症状は黄色泡状帯下(黄色の泡状のおりもの)、外陰部の痒みがあり、診断は膣分泌物の直接鏡険法で活発に運動するトリコモナス原虫を認める。
治療は内服治療や膣錠の投与が行われます。

膣の自浄作用炎(ちつのじじょうさよう)

成熟女性では膣内はデーデルライン桿菌が常在し、エストロゲン作用により膣内は酸性に保たれ、細菌の増殖を抑えています。これを膣の自浄作用といいます。

着床(ちゃくしょう)

着床とは受精卵が子宮壁に接着する現象をいい、受精後6~7日間にはじまります。
これにより妊娠が成立します。

着床前診断(ちゃくしょうぜんしんだん)

着床前診断は、重い遺伝子病が出る可能性が高い場合に、体外受精して細胞分裂した受精卵の遺伝子を調べて、可能性がない場合は受精卵を子宮に戻します。
日本産婦人科学会がこの方法の長所として、①妊娠後の中絶を回避できる、②受精卵段階なので「子どもを選別する」という心理的圧力が軽い、③遺伝性疾患のため妊娠をあきらめていた夫婦が安心して妊娠ができるなどをあげ、条件付きで認めています。

着床出血(ちゃくしょうしゅっけつ)

受精卵が子宮内に着床し、子宮壁に絨毛と呼ばれる胎盤の根のようなものが根をはります。このさい、子宮壁から出血したり、軽い痛みを伴うことがあり、これの現象を着床出血といいます。
すべての妊婦さんにみられる症状ではありません。

超音波検査(ちょうおんぱけんさ)

超音波を用いて、妊娠の診断、胎児の発育状態の診断、胎盤の位置の確認、子宮内の出血の有無などの状態を観察がおこなわれます。
超音波検査の方法には、経膣プローブという器具を子宮内に挿入し診察を行う「経膣法」と腹壁に経腹プローブという器具をあてて診察を行う「経腹法」があります。
経膣法は、妊娠初期から利用され子宮内に胎嚢の確認により正常妊娠の診断がなされます。
経腹法は妊娠12週ころから毎回の妊婦健診に用いられ、胎児の発育状態や羊水量、血流状態、胎盤の状態など診断がおこなわれます。

超音波ドップラー(ちょうおんぱどっぷらー)

超音波ドプラーとは、動体に反射してくる「反射波」の周波数(ドプラー効果)により、胎児心拍動に一致した可聴音を聞くことが出来る装置です。動いているものをドプラー効果によって音にする。
妊娠8週頃から超音波ドップラー(ドプラー)により、赤ちゃんの心拍音を聞くことができるようになります。臍帯や赤ちゃんの心臓の血液の流れる量や速さを測定する方法として「カラードップラー法」があります。

直接クームス試験(ちょくせつくーむすしけん)

クームス試験とは、血液中の抗赤血球抗体(不規則抗体)の存在を調べる検査で、間接法と直接法があります。
血液型不適合妊娠による新生児溶血性疾患は、母親が産生する抗赤血球抗体(血液型抗体)が,胎盤を通過し、胎児の赤血球を破壊するために引き起こされる疾患で、新生児赤血球の直接クームス試験は陽性となります。

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