妊娠中の眠気
妊娠初期に一次的な症状として眠気を訴える方も少なくありません。
常に眠い、眠気に加え倦怠感を感じることはとても多く、一日中寝ているという人もいます。
眠気は体が休んで欲しいとサインを送っていると思って無理しないようにしましょう。
妊娠中の眠気の原因
妊娠中、とくに妊娠初期にみられる眠気は、多量に分泌されるプロゲステロンの影響が主な原因といわれています。
妊娠によるホルモンの急激な変化だけでなく、妊娠したことによる様々な状況の変化による精神的な不安定により自律神経の失調、さらに様々な体の変化、まわりの環境の変化、人間関係などに対して適応していくことによる疲労なども関係しています。
また、妊娠生活を乗り切るため、妊娠末期においては出産に備えて身体を休ませようとしているのではないかとも考えられています。
このように妊娠中にみられる眠気は心身両面からおこり、昼夜をと問わず眠気が起こり、時として怠けているのではないか受け取られてしまこともあります。
眠気の原因の生活習慣や疾患
妊娠の眠気は一時的なものでほとんどが問題のない症状です。
しかし、眠気の原因に生活習慣や疾患が関係している可能性があり注意が必要です。
眠気の他に症状があったり、徐々に症状が強くなるようであれば医師や助産師に相談しましょう。
妊娠中に眠気の対策
妊娠よって起こる眠気は一次的なものですのでその時期を乗り切るためにパートナーや家族、職場の方たちに理解してもらい、協力してもらいましょう。
- 眠気が妊娠による一次的なものであることを理解してもましょう。
- 十分に休息がとれるよう睡眠の環境を整えましょう。
- 夜間十分に睡眠がとれるように寝室の環境を整えましょう。
- 昼寝をする場合には30分までに心がけましょう。
- 昼間はできるだけ短時間の昼寝にとどめ、規則正しい生活に心がけましょう。
- 職場の上司に相談し、勤務時間、仕事内容などを調整してもらいましょう。
妊娠中に良質な睡眠をとるためのポイント
良質な睡眠を得ることはとても大切なことです。
- 生体リズムを整えるために起床後は、カーテンを開けて、朝日を浴びましょう。
- 毎朝きちんと食べて体内時計をリセットしましょう。
- 朝起きる時間、夜寝る時間を決めましょう。
- 昼寝をする場合には30分までに心がけましょう。
- 夜食や食べ過ぎないように注意しましょう。
- 食事は就寝の2時間前までにしましょう。
- 寝る前にパソコンやスマホは避けましょう。
- 部屋を真っ暗にして寝る
- 寝る前にコーヒーなどのカフェインは摂取しないようにしましょう。
- 就寝1~2時間前に入浴しましょう。
- 頭寒足熱に。
- 入眠儀式を決めましょう。
- 室温26℃程度、湿度60%前後に設定しましょう。
- 柑橘系のアロマを利用しましょう。
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