妊娠中の頻尿
妊娠初期はまだ子宮は骨盤内にあり、子宮が大きくなると隣接する膀胱を圧迫するため膀胱内に少量の尿が貯留しても尿意を感じ、尿の回数が増えます。
また、妊娠後期には胎児が下がって骨盤内に固定され、膀胱を圧迫し頻尿になります。
頻尿を悪化させる因子
頻尿の症状を悪化させるものとして次のことがあります。
- 妊娠前から膀胱炎や腎盂腎炎など泌尿器科疾患がある。
- 排尿をがまんする。
- 不完全な排尿。
- 頻尿に関する認識の不足。
妊娠中の頻尿に対するアドバイス
妊娠中の頻尿の対処法としては以下のようなものがあります。
- 尿意を感じたらがまんせずにトイレに行くよう心がけましょう。
- 夜間に頻尿で眠れない場合は、就寝前の飲水をひかえましょう。
- 吸湿性、通気性の良い下着を使用しましょう。
- 外出時にはトイレのあるところで早めに排尿するよう心がけましょう。
- トイレが近いことで水分をひかえすぎないよう注意しましょう。
気をつけて!
妊娠中は膀胱炎を起こしやすい時期でもありますから、排尿時の痛み、残尿感など感染症状があれば早めに医師に相談しましょう。
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