妊娠中のむくみ(妊娠性)
妊娠すると血液量が増えます。
とくに血液成分の中の血漿量が増えるためむくみやすくになります。
また、妊娠週数がすすむと大きくなった子宮に圧迫され、血液やリンパ液の循環が悪くなることからむくみやすい状態となります。
大きくなった子宮が骨盤内静脈の血行を障害し、下肢の血行が滞り下肢のむくみが起こってきます。
妊娠中のむくみ
妊娠後期になると足や手が軽くむくむことがあります。
とくに下肢に多く、妊娠後期には多くの妊婦さんにみられます。
むくみを悪化させる因子
妊娠性のむくみの症状は、次のようなことで症状の悪化することがあります。
- 塩分の摂り過ぎ
- 長時間の立位の姿勢
- 貧血
- 栄養障害
- 双子など多胎妊娠
- 羊水過多
むくみのチェック
妊娠中のむくみの有無は以下のようなことでチェックすることができます。
- むこうずねを押すといつまでもへこみが消えない。
- 靴がきつく感じる。
- 急に体重が増える。
- 指が曲がりにくい。
- 指輪がきつい。
- 顔がはれぼったい。
妊娠中のむくみに対するアドバイス
妊娠中のむくみは以下のようなことに注意しましょう。
- 長い時間立ったり、歩いたり、座ったりしないしましょう。
- 寝るときに足を少し高くしてやすむよう工夫しましょう。
- 十分な睡眠をとるように心がけましょう。
- 足首の曲げ伸ばしなど適度な運動で下肢の血行を促進しましょう。
- きつめのガードルや下着などによる圧迫を避けましょう。
- 減塩に心がけ、塩分を摂り過ぎないよう注意しましょう。
- バランスを考えた食事を摂りましょう。
- 規則正しい生活を心がけましょう。
- 毎日同じ時間に体重をチェックしましょう。
気をつけて!
むくみは妊娠高血圧症候群でみられる症状の一つですからむくみに気づいたときには医師に報告してください。
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