妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠2か月(妊娠4週0日~7週6日)の母体の変化

妊娠2か月(妊娠4週0日~7週6日)は、予定月経の開始時期になっても月経が来ない、基礎体温の高温相が20日以上の続く、なんだかムカムカする、からだがだるいなど自分の体調の変化で妊娠を疑います。しかし、これらの体の変化は妊娠の兆候だけに限ったことではなく、さらに妊娠を自覚しはじめる時期も個人差があるため自覚症状だけで妊娠を判断することはむずかしく、補どんどのママは妊娠検査薬使用し、陽性であることを確認します。
妊娠2か月は妊娠日数28日から55日です。

月経が始まりません

妊娠すると予定月経日になっても妊娠黄体が産生する黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用によって月経が始まりません。
規則正しく月経が来ていた人が1週間以上遅れている場合は妊娠の可能性が考えられます。
ただし、女性の身体はとてもデリケートで生活環境の変化やストレスなどでホルモンのバランスが乱れ、月経が遅れることがあり、月経の遅れだけで妊娠と判断することは難しいといえます。

妊娠しているのに月経のころに出血がみられることも

受精し、妊娠が順調に経過しているのに月経予定日のころに出血がある場合があります。
これは、受精卵が着床し、子宮壁に根付くときにみられる「着床期出血」と呼ばれるものです。ちょうど予定月経のころにみられるために月経と思い込んでしまい、妊娠に気づくのに遅れてしまうことがあります。
普段の月経と違う、おかしいと感じたときには妊娠の可能性も考えてください。

膣分泌物(おりもの)の量や性状の変化

月経が停止すると妊娠により増加したエストロゲンの作用により、膣分泌物である帯下(おりもの)が変化します。
白色乳汁様の帯下(おりもの)が増加したり、帯下(おりもの)が濃厚になったり、粘り気が強くなったりします。
しかし、感染症にかかったときにも帯下(おりもの)の量が増えたり、変化したりする場合がありますので注意の必要があります。

基礎体温の高温相が20日以上の続く

基礎体温は、健康な女性の場合には低温相と高温相に分かれ、月経の初日から排卵までは体温が低い「低温相」を示し、排卵が起こると、黄体ホルモンの影響で体温が上昇し「高温相」になります。
低温相の期間は個人差がありますが高温相は月経周期が違っても12~16日であり、18日以上持続することはまれで、一般的に高温相が3週間以上継続した場合、妊娠していると考えられます。

つわり(吐気・嘔吐)の症状が始まる

妊娠初期の吐気、嘔吐はつわりといい、早い人では月経が停止してしばらくした頃に、多くの人は妊娠5週前後に現れます。
ただし、つわりはすべての妊婦さんに起こるものではないうえ、その程度はかなり個人差がみられます。
つわりの症状としては、食欲がない、朝起きるとなんとなく胸がムカムカする、生唾が出る、胸やけがする、胃のあたりが重い、何かつかえた感じがするなど様々でなかには妊娠前と嗜好が変わる人もいます。

妊娠検査薬の陽性となります

妊娠が成立するとただちに縦毛細胞からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)といううホルモンが分泌されはじめ、尿中に排出されます。
この尿中のhCGを検出するのが妊娠検査薬です。
試験薬の種類によって若干異なりますが、排卵後15日前後(予定月経開始日前後)で検出可能となっており、その時期に陽性を確認することで妊娠の判定ができます。
しかし、hCG産生腫瘍や絨毛疾患でも陽性となるため、妊娠の確定診断とはなりえませんからなるべく早く受診しましょう。

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