妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠の診断

妊娠の成立にともないさまざまな身心の変化がみられる場合もありますが、妊娠を自覚しはじめる時期も個人差があるため自覚症状だけで妊娠を判断することはむずかしく、妊娠検査薬や超音波検査などで診断する必要があります。

妊娠検査薬

妊娠検査薬は、尿中にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とうホルモンを検出する検査方法です。
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンは受精卵が着床し、将来胎盤となる絨毛細胞から分泌されるホルモンで受精後8~10日ごろより尿中に排出されるようになり、その後急速に増加し、排卵後15日前後(予定月経開始日前後)に検出可能となります。
市販の妊娠検査薬は試薬の種類によって若干異なりますが、妊娠4週前後で検出可能です。
妊娠検査薬で陽性化を確認することで妊娠の判定ができます。ただし、hCG産生腫瘍や絨毛疾患でも免疫学的妊娠反応が陽性化するため正常妊娠と診断することはできません。

基礎体温

基礎体温を測定している場合、高温相が20日以上持続すると妊娠の可能性が高いと考えられます。
非妊時には高温相の期間は月経周期の長さに関係なく12~16日で18日以上持続することはきわめて稀で、妊娠黄体が形成されるとプロゲステロンの作用により平常時を超えた期間まで高温相が持続し、高温相が20日以上持続した場合はほぼ妊娠と判断されますが確定診断にはなり得ません。

超音波検査(エコー検査)

超音波検査(エコー検査)は、腹部に当てられたプローブから超音波が発射され、それが胎児や胎盤などに当たって反射し、反射した超音波をコンピューターが画像処理して、胎児の姿を画像として映し出すことができます。
超音波検査で胎嚢(たいのう)、胎芽(胎児)心拍動、胎児心音を確認することで妊娠の診断ができます。また、子宮内に胎児の生存を確認することで異常妊娠である異所性妊娠を否定することができます。

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