男性の生殖器について
男性の生殖器も女性と同じように外生殖器と内生殖器からなります。
男性の外生殖器とは
男性の外生殖器は陰茎と陰嚢からなります。
陰茎
陰茎は、平常時はおよそ7㎝で柔らかいのですが性的興奮によって陰茎海綿体が充血すると勃起します。
陰茎の先端は亀頭とよばれ、膀胱から尿を排泄する尿道は陰茎を通り亀頭に外尿道口に開口しています。
射精管から放出された精液は尿道を通って体外に排出されます。これが射精です。
陰嚢
陰嚢は、精巣および精巣上体を入れる袋で陰嚢の皮膚には多くの平滑筋繊維が走り、収縮と弛緩によって精巣の温度調整を行い、精巣内の精子細胞を守っています。
男性の内生殖器とは
男性の内生殖器は精巣、精巣上体、精管、精嚢および前立腺からなります。
精巣
精巣は睾丸ともいい、陰嚢内に存在し、左右一対で長さ4㎝、幅3㎝ほどの卵形の臓器です。
精細管では、㏠当たり約1億個の精子が絶え間なく産生されています。また、精巣からは男性ホルモン(アンドロゲン)が分泌されます。
精巣上体
精巣上体は副睾丸ともいい、精子は精巣上体内で貯蔵されているだけでなく成熟しています。
精管
精管は、長さ約40㎝、直径2~3mmの細長い管で射精するときに精子を輸送する役割をもっています。
精嚢
精嚢は、精子の栄養となる精嚢液を分泌する器官です。
前立腺
前立腺は、尿道を取り囲むように存在し、前立腺液を分泌し精子の働きを助ける役割をもっています。