妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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排卵とは

排卵とは、卵巣内で成熟した卵胞が破裂し、その中にある卵子が腹腔内に排出されることをいい、多くは月に一度起こります。

排卵の仕組み

排卵は卵胞が破裂して卵細胞が腹腔内に排出される現象をいい、毎月1回、1個の卵が排卵されるのですが、これは視床下部-下垂体-卵巣系の相互的なホルモンの調整機構によってコントロールされています。
卵巣内にある卵原細胞の中から月経第1日(開始日)に5~15個程度が選び出され、下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)に反応してさらに成熟します。
通常は1個の卵胞が選別され、他の卵胞はその時点で発育が停止し、主席卵胞だけが発育し続け約2週間ほどで成熟します。
主席卵胞から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌がピークに達すると視床下部や下垂体は卵胞が成熟したことを感知し、下垂体からは排卵を促す黄体化ホルモン(LH)を大量放出されます。これはLHサージと呼ばれ、これが引き金となって排卵が起こります。
排卵は、LHサージの開始から約40時間後、黄体化ホルモン(LH)分泌のピークから約16時間後に起こります。

排卵された卵子

排卵された卵子は、卵管の先端の卵管采に付着すると、卵管采の繊毛により卵管内へ移送されます。
卵管に取り込まれた卵子は卵管膨大部へと進み、精子と出会うと受精し、子宮内へ向かい着床します。
排卵された卵子の受精能力は約24時間で、この間に受精せず妊娠に至らない場合は体内で吸収されます。

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