妊娠・出産・新生児*Dear Mom*

卵巣とは

卵巣は、卵子の生成、成熟、排卵を行うとともに女性ホルモンを分泌する内分泌器官です。

卵巣の位置と構造

女性の内性器の断面図

左の女性の体の断面図でわかるように卵巣は子宮の左右の両側、卵管の後下方に位置し、卵巣固有靭帯で子宮に、卵巣堤索で骨盤壁につながり固定されています。
卵巣は、長さ2.5~4.0㎝、幅1.0~2.0㎝のソラマメ大の大きさの楕円球状形の臓器です。
卵巣は白色で皮質と髄質に分かれています。
卵巣の表面に近い外側部分を皮質といい、皮質には卵母細胞を入れた原始卵胞があります。
卵細胞は原始卵胞からなり、発育細胞を経て成熟細胞(グラーフ卵胞)に至り、成熟細胞にうち1つだけが排卵されて、残りは閉鎖卵胞になります。また、排卵後には黄体が形成され、妊娠しない場合には退行して白体となります。
このように、卵巣の皮質に散在する卵細胞は原始卵胞から白体までのさまざまな過程にあり、大小さまざまです。
髄質は血管や神経の通路となっています。

卵巣の役割

卵巣の役割は、卵子の生成、成熟、排卵をおこなう生殖器官であるとともに女性ステロイドホルモンを分泌する内分泌器官でもあります。
卵巣の卵胞は卵胞刺激ホルモン(FSH)の作用で原始卵胞、発育卵胞、成熟卵胞(グラーフ卵胞)へと発育します。その後、成熟卵胞は卵胞表面が破れ、卵胞表面が破れ卵胞内の卵子が卵胞の外に排出されます。これを排卵といいます。さらに、排卵後の卵胞は黄体となり黄体ホルモン(プロゲステロン)、卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、その後約2週間ほど維持されたあと委縮し月経がはじまります。
黄体はさらに退縮し白体となります。黄体は妊娠すると委縮することなく妊娠黄体となります。

スポンサーリンク