妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

妊娠中のビタミンB12摂取

ビタミンB12(シアノコバラミン) は、コバルトを含むビタミンで、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、スルフィトコバラミン、ヒドロキソコバラミン及びシアノコバラミンを総称した水溶性ビタミンで、コバルトを含むため「コバラミン」とも呼ばれたり、コパラミンは赤い色をしているためビタミンB12は「赤いビタミン」ともいわれます。

ビタミンB12のはたらき

ビタミンB12は、神経および血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける栄養素です。また、疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。

ビタミンB12の摂取状況

2019 (令和元) 年の国民健康・栄養調査では女性のビタミンB12平均摂取量は5.7μg/日で、食事摂取基準に定められた食事摂取基準の推奨量を充たしています。

妊娠期のビタミンB12の付加量

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では18~49歳女性のビタミンB12の推奨量は2.4μg/日となっています。
妊婦の付加量は+0.4μg/日、授乳婦の付加量は+0.8μg/日です。

妊婦のビタミンB12の過剰摂取

ビタミンB12は過剰摂取しても体内で必要な分しか利用されず、残りは尿などと一緒に体外へ排泄されますので過剰症の心配はまずありません。また、特に過剰症とよばれる症状は認められません。

妊婦のビタミンB12の不足

ビタミンB12欠乏症は、疲労、体力低下、便秘、食欲不振、体重減少、しびれや手足のチクチクする痛みなどの神経症状が起こることもあります。その他の症状には、平衡感覚障害、うつ病、精神錯乱、認知症、記憶力の低下、口および舌の痛みなどがあります。 乳幼児のビタミンB12欠乏症の症状には、発育障害、運動障害、特有の成長遅延、巨赤芽球性貧血などがあります。

妊娠とビタミンB12

葉酸にプラスしてビタミンB12を摂取すると子供の脊椎や中枢神経系の成長を促し、先天性欠損症になるリスクを減らしてくれる」と判明しました。

スポンサーリンク