妊娠中のビタミンB2摂取
ビタミンB2は、リボフラビンとよばれる橙黄色の結晶で酸や熱に強くアルカリや光に弱いという性質をもった水溶性ビタミンです。
ビタミンB2のはたらき
ビタミンB2は、三大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)からエネルギーや身体の材料を作るはたらきがあり、中でも脂質からエネルギーを作るときに重要な栄養素です。
ビタミンB2の摂取状況
2019 (令和元) 年の国民健康・栄養調査では女性のビタミンB2平均摂取量は1.12mg/日で、食事摂取基準に定められた食事摂取基準の推奨量にやや不足しています。
妊娠期のビタミンB2の付加量
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では18~49歳女性のビタミンB2の推奨量は1.2mg/日となっています。
妊婦の付加量は+0.3mg/日、授乳婦の付加量は+0.6mg/日です。
妊婦のビタミンB2の過剰摂取
ビタミンB2は、水溶性ビタミンで過剰摂取しても尿などと一緒に体外に排出されます。
過剰摂取による毒性は報告されていません。
妊婦のビタミンB2の不足
ビタミンB2が不足すると口内炎をはじめとする口、目、皮膚に様々なトラブルが生じたり、神経障害を引き起こすことがあります。
妊娠とビタミンB2
ビタミンB2は、水溶性ビタミンで過剰摂取の心配もありません。
細胞の発育、すなわち胎児の発育のためにも必要量を摂取しましょう。
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