妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠中の食物繊維摂取

炭水化物は、糖質と食物繊維に大別されます。
食物繊維とは食物中の不消化な成分、すなわち人の消化酵素で消化されない成分です。
日本の食物繊維の定義は、「植物性食品だけでなく、動物性食品起源も含めて)人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」が採用されています。
食物繊維は、構造上は多糖の仲間ですが消化酵素によって分解されにくいことが他の多糖類とは大きく異なり、食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に大別されます。

妊娠中の食物繊維のはたらき

食物繊維は第六の栄養素ともいわれ以下のようなはたらきがあります。

  • 空腹感が満たされる。
  • 便通が良くなる。
  • 腸内環境を良好に維持ずる

食物繊維と妊娠

妊娠中の食物繊維の摂取状況の統計はありませんが、20~29歳女性の食物繊維摂取量が11.8gとかなり不足していることから妊娠中においても食物繊維が不足していることが推察されます。
平成30年(2018年)の国民健康・栄養調査結果によると、日本人の食物繊維の摂取量は平均で1日当たり15.0gで女性の食事摂取基準の18g以上に不足しています。

妊娠期の食物繊維付加量

食事摂取基準によると、妊娠期に必要な食物繊維の付加はありませんが、食物繊維をしっかり摂取することが自身の健康だけでなく、生まれてくる赤ちゃんの臓器形成や肥満リスク低下などが分かってきました。

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