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日本人の食事摂取基準とは

日本人の食事摂取基準とは、健康な個人または集団を対象として、健康の維持・増進・生活習慣予防のために、1日にどれくらいのエネルギーおよび各栄養素をどれくらい摂取したらよいかを性別・年齢階層の区分ごとに示したもので、日本人の体格や運動量などの変化に応じて、厚生労働省が5年に1回改定されます。
日本人の食事摂取基準には、各栄養素に関して以下の指標が設定されています。

食事摂取基準の設定項目

食事摂取基準の設定項目は、エネルギー、蛋白質、脂質(脂肪エネルギー比率、飽和脂肪酸、n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸、コレステロール)、炭水化物、食物繊維、水溶性ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、パントテン酸、ビタミンC)、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンK)、多量ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン)、微量ミネラル(クロム、モリブテン、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素)です。

食事摂取基準の設定指標

食事摂取基準としてエネルギーについては1種、栄養素については5種類の指標を設定した。

推定エネルギー必要量

エネルギーの不足のリスクおよび過剰のリスクの両者が最も小さくなる摂取量。

推定平均必要量

特定の集団を対象として測定された必要量から性・年齢・階級別に日本人の必要量の平均値を推定した。当該性・年齢・階級に属する人々の50%が必要量を満たすと推定される1日の摂取量。

推奨量

ある性・年齢階級に属する人々のほとんど(97~98%)が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量である。

目安量

推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に、ある性・年齢階級に属する人々が、良好な栄養状態を維持するのに十分な量である。

目標量

生活習慣病の一次予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。

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