赤血球・血液一般検査
一般検査は、日常診療における基本的な検査の一つで妊婦健康診査において行われ、検査項目として赤血球数(RBC)が含まれています。
赤血球(RBC)
赤血球は、体の各部の組織細胞へ酸素を運び、二酸化炭素を運び出す働きをしています。
赤血球の数が減少すると貧血になり、酸素の運搬能力が低下します。反対に増えすぎると多血症となり、血液の流れが悪くなり、血管がつまる原因にもなります。
妊娠中の赤血球数の変化
赤血球数は非妊時より妊娠19週までに徐々に減少し、妊娠第6月に最低値をしめし、それ以降ほぼ同様の値で推移します。
赤血球数の基準値(万/μl)
- 非妊時女性:390~520万/μl
- 妊娠後期:380~480万/μl
赤血球数の異常値
- 高値:多血症、脱水など。
- 低値:鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血、白血病、悪性腫瘍、妊娠など。
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