妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠中期の妊婦健診時の検査

妊娠中期には、赤血球、白血球、血色素、ヘマトクリット値など貧血の検査、50gGTT、75gGTTなどの糖負荷試験などが行われます。

一般血液検査

  • WBC:白血球数で、5000~8000が標準値で、増加すると炎症の所見を示します。妊娠中は少し高い値になります
  • RBC:赤血球数で、350万~500万が標準値で、貧血をみる検査です。
  • HGB:ヘモグロビンで、12~15が標準値、妊娠中は血液の状態が薄くなるため、11.0未満が貧血となります。
  • Ht:ヘマトクリットで、血球成分に対する水分の割合のことで、貧血をみます。
  • PLT:血小板数のことで、これが少ないと分娩のときや帝王切開のときに出血傾向にあるため輸血などが考えられます。

貧血検査

妊娠中にヘモグロビン11.0g/dl未満、ヘマトクリット33.0%未満である場合を妊娠貧血といい、治療には鉄剤が投与されます。

糖負荷試験

日本産科婦人科学会では、妊娠初期と中期に妊娠糖尿病のスクリーニングをおこなうことをすすめています。 妊娠中に発見される耐糖能異常には、妊娠糖尿病(GDM)、 明らかな糖尿病の2つがあり次の診断基準により診断されます。

妊娠中期の超音波検査

妊娠中における超音波検査では、胎児の形態異常、胎児の位置、胎児発育状態(BPD、FL、APTD、TTD)、胎盤の位置、羊水量、子宮頚管長などがチェックされます。

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